データを取ることが好きな僕たち。
北アメリカ編ヨーロッパ編トルコ編に引き続き、データからアフリカを振り返る。


〔 期間 〕
2014年11月21日~2015年3月18日
日数:118日


〔 国 〕
タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ


〔 言語 〕
アフリカはほぼ英語が通じるので、意外と旅行のしやすい地域だ。

▼ タンザニア
スワヒリ語。英語があまり通じない。

▼ マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、ナミビア、南アフリカ
英語が田舎でも通じる。


〔 治安 〕
治安の良い国と地域を選んで自転車で走ったというのもあるが、ナミビア、南アフリカ以外は危険な雰囲気を感じたことはあまりなかった。

▼ タンザニア
治安は良い。
危険を感じることもなかった。
ただ、爆音の音楽にびびる場面もあった。
陽気なアフリカンが多い。
あ、マサイ族の写真を撮ると、お金を請求されるので注意。
ダルエスサラームは治安が悪いらしい。

▼ マラウイ
治安は良い。
みんな平等に貧しいかららしい。
しかし、地域によってはギブミーマネー攻撃を毎日何百回も受けた。

▼ ザンビア、ジンバブエ
治安は普通。
都市部もそこまで警戒するほどでもない。

▼ ボツワナ
治安は良い。
紳士的な人も多く、アフリカ内で最も好感がもてる。

▼ ナミビア、南アフリカ
都市部だけしか行っていないが、治安は良くない(とくにウィントフック)。
とくに、盗難被害が多いので、宿の中でも注意が必要。
滞在期間中だけでも、数多くの被害者を見てきた。


〔 気候 〕
タンザニア、マラウイ、ザンビアは高地が多く、過ごしやすい場所が多かった。
ボツワナのカラハリ砂漠付近の気温が非常に高く(40℃越え)、辛かった。
風は北から南に吹いている場合が多い。
アフリカを自転車で走るのなら、北上より南下が向いていると思う。


〔 宿泊 〕
ホテル:55泊
キャンプサイト:54泊
野宿:5泊
民家:3泊
その他(バス):1泊


国によって、宿泊形態が大きく変わった。
物価の安い国(タンザニア、マラウイ)はホテル、徐々に物価が高くなってきたザンビアはホテル・キャンプ半々、物価が高いボツワナ、ナミビアはキャンプまたは野宿。

インターネット環境はタンザニア、マラウイ、ザンビア(農村部)は全くない。
ザンビア、ジンバブエの都市部、ボツワナ、ナミビア、南アフリカは不自由なくWifiはあった。

こう振り返ると、ザンビア以南のアフリカは物価が高い。
アフリカは物価が安いイメージがあるが、そこそこ高い。とくに、観光するとびっくりするぐらいお金がかかる。


〔 食 〕
外食:55回

物価の安いタンザニアやマラウイは外食ばっかりだった。味は予想以上に美味しい。
ただ、レパートリーは少ない。
(米またはウガリ)+(ビーフまたはチキンまたは魚のトマト煮)
タンザニアは米が美味しく、マラウイはウガリが美味しかった。
ザンビアに入り、外食の値段が高くなり、自炊中心にシフトした。
タンザニアの米は美味しいが、その他の国の米は美味しくない。長粒種(インディカ米)は何種類も売っているのに、僕たちの口に会う中粒種や短粒種は売っていない。ザンビアのルサカで見た短粒種米は恐ろしく高かった。ナミビアから南アフリカでは、「寿司米」が手に入る確率が高くなるので、自炊の満足感がかなり向上する。


〔 支出 〕
合計:58.7万円(トルコ⇒タンザニア間の飛行機代除く)
内訳:食費(16%)、宿泊費(24%)、移動費(6%)、その他(54%)
一日当たり 約5000円

▼ アフリカ支出内訳
アフリカ内訳1

た、高い!!アフリカ高い!!
今までの1日平均が、北米(3500円)、ヨーロッパ(5300円、スイス抜き3900円)、トルコ(2700円)。スイス入れたヨーロッパ並の高さ。
なぜ、こんなに高いかと言うと、「その他」を見ると分かる。過去を振り返ると、北米(16%)、ヨーロッパ(6%、スイス抜き10%)、トルコ(10%)となり、アフリカの「その他」が占める割合はそれらの約5倍。「その他」は主に「観光費用」なので、今回、キリマンジャロ登山が大きな出費になっているのだ。

その額、日本円で約26万円(2人)・・・。
そりゃ、高くなるよね。

アフリカで色々観光すると、滞在費が高くなる。
という事で、キリマンジャロ登山を抜いた金額を算出した。


合計:32.6万円(トルコ⇒タンザニア間の飛行機、キリマンジャロ登山費用除く)
内訳:食費(28%)、宿泊費(43%)、移動費(11%)、その他(18%)
一日当たり 約2800円

▼ アフリカ支出内訳(キリマンジャロ登山費用抜き)
アフリカ内訳2


物価の安い国(タンザニア、マラウイ)ではゲストハウス・外食、物価の高い国(ボツワナ、ナミビア、南アフリカ)ではキャンプ・自炊に切り替えたことにより、トルコ(2700円)と同等の1日当たりの費用になった。

内訳の割合を見て、ちょっとビックリしたことがある。
この割合、ほぼ北米を走ったときの割合と同じなのだ。

▼ 北米支出内訳
北米


ほぼ完全自炊&キャンプ生活で乗り切った北米、そんな日々と前半は外食と安宿、後半は自炊とキャンプで乗り切ったアフリカ。内容は違えども、たまにワープし、ときどき観光したスタイルが似ていたのかもしれない。そう言えば、景色もどことなく似ている場所も多かった。
コレに関しては、全く関係ないけど(笑)


〔 走行記録 〕
走行距離:約3800キロ
最高走行距離:151キロ/1日(ボツワナ:パンダマテンガ⇒ナタ北部)
最長走行時間:約9時間/1日(マラウイ:サリマ⇒リロングウェ)
最高速度:65キロ(タンザニア:トゥクユ)
最高標高:約5895m(キリマンジャロ ウフルピーク)
パンク回数:0回/2台


大きなメカトラブルなし。パンク回数0回。アフリカでパンク0回は驚異と思われるかもしれないが、普通の国より道がキレイで車も少なく、道路上にゴミも落ちていないのでパンクし難い。タンザニア、マラウイ、ザンビアはアップダウンが多かったが、ボツワナからはフラットな道が多い。ただ、一日中景色の変わらないフラット道は日々苦痛が伴う。街と街の距離も長いため、日々の走行距離は自然と伸びていった。ちなみに、最高走行距離の区間は、ライオンがいるかもしれない道で必死に漕いで抜けたところだ(笑)

DSC065984.jpg


〔 その他 〕
バス移動回数:4回(タンザニア:ババチ ⇒ イリンガマラウイ:カロンガ ⇒ ムズズザンビア:チパタ ⇒ ルサカナミビア・南アフリカ:ウイントフック ⇒ ケープタウン
レンタカー:1回(ナミビア周遊


バスのクオリティーは国による。
タンザニア、マラウイ ⇒ 安く、ぼろい。
ザンビア ⇒ 高く、ぼろい。
ナミビア、南アフリカ ⇒ 高く、きれい。

やっぱり、ザンビアが最低だ(笑)
アフリカのバスの自転車料金は人の料金の3割ぐらいが多かった。自転車料金が決まっているバス会社もいくつかあった。交渉するともう少し安くなるときもあるが、無料はない。
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2015 / 11 / 25 | Category : 〔 データで見る世界 〕  | comments(0) | 

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