世界のドラッグストア巡りを1つの楽しみにしているので、その中で面白いネタを紹介する。

日中、自転車で走り回っている僕たち。
紫外線対策も重要だ。
アメリカで発見した最強の日焼け止め、SPF100+!
この商品について、徹底解剖していく。

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紫外線とは一体なにもの?



太陽の光とは、目で見ることができる光(可視光線)の他に目で見ることができない赤外線や紫外線が含まれている。紫外線は地表に届く光の中で最も波長の短いものだ。
波長の違いによって、3種類に分類される。

▼ UVA:長波長紫外線=紫外線A波
▼ UVB:中波長紫外線=紫外線B波
▼ UVC:短波長紫外線=紫外線C波

「UVC」はオゾン層によって吸収されて、地上には到達しない。


SPFおよびPA指数とは一体なにもの?



日焼け止めを購入する際に参考にするのが、SPFおよびPA指数。一体これは何なのか?

▼ SPF(Sun Protection Factor)
主としてUVB(作用:曝露数時間後より皮膚に紅斑を起こし、さらに数日後には色素沈着をきたし、乾燥と鱗屑をおこす)によるサンバーン(赤くなる日やけ)の防止効果の程度を表す。
測定方法も開示されている。これによると、紫外線量は、日を浴びる時間と紫外線の強さを掛け合わせた値であり、SPF値が高いとそれだけ、持続力が高い、または強い紫外線に耐えれることを示す(単純に、防止効果が持続する時間のみを表しているものではない。)。

同じ強度の紫外線を浴びる条件では、日焼け止めを塗らない場合と比較し、SPF30の場合30倍の持続時間があると考えられる。しかし、日焼け止めを開発する際に、時間軸を一定にしてSPF値を決める場合と、照射強度を一定にしてSPF値を決める場合があるため、単純に30倍と言えない。
「持続時間が長いが、強い光には弱い」、「持続時間は短いが、強い光に強い」これら相反する商品が同じSPF値になってしまうのだから。なぜ、どちらかを固定しなかったのか良く分からない。


▼ PA(Protection grade of UVA)
 主としてUVA(作用:曝露直後に皮膚を黒化させる作用(即時黒化))の防止効果の程度を表す。
UVAはサンバーンにあまり影響を及ぼさないが、UVBとの掛けあわせによる増強効果も報告されている。
こちらも、測定方法が開示されている。以前はPA+++が上限だったが、PA++++に変更になった。経緯は、日本の業界基準を国際基準に合わしたため変更したそうだ。


▼ 各国のSPF上限
日本:SPF50+(50よりも測定値が高い場合)
オーストラリア:SPF30
アメリカ:SPF30(にしようとしている)
ヨーロッパ:SPF30

だが・・・、アメリカは普通にSPF30以上の商品がゴーロゴロしている。
まだ、強制的な規制ではないのかもしれない。


SPF100+は実際のところ必要なのか?



この商品の場合はSPF100+なので、単純に照射強度を一定にした場合、日焼け止めを塗らない場合と比較して、紅斑がでるまで100倍以上の時間がかかるということになる。

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ちょっと待てよ。
例えば、日焼け止めを塗らない場合、20分で紅斑が出るとすると、20×100=2000分(30時間)
10分としても15時間・・・。
必要ないよな(笑)

日中の時間を考えてもSPF30でも十分に日焼け防止効果が期待できる。
それより、汗や拭ったときに取れてしまうので、SPF30程度のものをこまめに塗るのが最も適しているであろう。僕が日焼け止めを塗る理由は、サンバーン(炎症)を起こして、体力を消費しないためなので、徐々に皮膚を焼いて強くしている。


▼ 使っている日焼け止め
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序盤の高所で耳や唇に日焼け止めを塗らなかったときは、痛々しくなった。
日焼け止めは、顔だけじゃなく、耳や唇に塗るもの忘れてはいけない。

アメリカでは強力な日焼け止め効果の有するリップクリームも販売されていた。
日本ではSPF15程度が一般的なので、さすがアメリカSPF45のリップクリームが売られている。

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そして、上限30はどこにいったと突っ込みたい。

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2014 / 08 / 09 | Category : 〔 世界の化粧品 〕  | comments(4) | 
アメリカで一番よく見かけた手洗い剤 「SoftSoap

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ちなみに、業務用はGOJOの一人勝ちでした。


香りのバリエーションも多く、一般家庭向きといったところ。

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内容成分を検証していこう。

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有効成分:塩化ベンザルコニウム0.13%(日本でいう医薬部外品に該当)
カチオン系の有効成分を用いているため、同じカチオンの塩化セントリモニウム、両性界面活性剤のアミンオキシド、非イオン界面活性剤のコカミドMEAで主に構成されている。保湿にグリセリン、増粘に塩など、その他は香料、pH調整、キレート剤、防腐剤、色素といった感じ。

雰囲気は、資生堂の薬用ハンドソープと似ているところもある。硬度の高いアメリカではやはり石けん系ではなく、洗剤系のものがほとんどだった。使用感は、泡立ちが少なかったり、ぬめりが残るなど、日本のものと比べると良くない。手洗いに使用感の良さを求めていないためかもしれない。
この手洗い剤、塩化ベンザルコニウムに加えて、塩化セントリモニウムも配合されている。殺菌剤が2種類も入っているので、Softsaopと言ってる割に、ソフトじゃねー!!むしろ、殺菌効果に特化しているような気もする・・・。

その他のアメリカの手洗い剤(家庭用)は、安価な陰イオン界面活性剤に安価な両性界面活性剤、安価な非イオン界面活性剤を配合したものばっかりだったので、ユニークな処方と言うだけあって、Softsoapは自信作なのかもしれない。

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2014 / 08 / 17 | Category : 〔 世界の化粧品 〕  | comments(2) | 
ヨーロッパに入って、手洗い剤も変わってきた。

① 種類が豊富
② ナチュラル志向
③ ラベルが複数の言語で書かれている


さて、検証していく。


① 種類が豊富
種類が多い=競争=多様性

価格は1~4€で泡タイプは高い傾向。また、オートディスペンサーのものも売っていた。

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日本でヨーロッパのコスメと言えば、オーガニックやBIOといったものが有名だが、僕たちが見てきたコスメはスーパーやドラッグストアレベルのコスメなので、生活感(安い)のある内容成分になっている。


② ナチュラル志向

やたらラベルにナチュラルが多い傾向。
この商品もアロエとオリーブの抽出物は100%ナチュラルだそうです。
ちなみに、「ナチュラル」と「オーガニック」では定義付けが異なる。

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ヨーロッパのコスメといえば「オーガニック」 少し解説を。
オーガニックを定義付けるため、様々な認定制度がある⇒なかなかハードルが高い。
日本で見かけるエコサートマークもその1つで、エコサート認定基準をクリアしたオーガニック・ナチュラルコスメの証となる。しかし、欧州にはエコサート認定以外にも数多くのオーガニック認定基準団体が存在する(「BDIH」(ドイツ)、「COSMEBIO」と「ECOCERT」(フランス)、「ICEA」(イタリア)、「英国土壌協会」(英国))。現状では、それぞれの団体が、それぞれの基準でオーガニック認定をしているのだが、2015年1月よりオーガニック認定は全て「COSMOS」基準が適用される。その日まであと少し、本当に完全移行されるか見物だ。


③ ラベルが複数の言語で書かれている
これは、オランダで撮った商品だが、フランス語とオランダ語で書かれていた。
オランダの言語は面白く、フランス寄りはフランス語が強く、ドイツ寄りはドイツ語が強い。そして総じて英語が達者!!若者だけ英語が喋れる国は多いが、老人まで普通に英語が喋れる。これは、日常的な言語として英語が使われているためだと思われる。実際、子供が喋る言語はほぼ英語だった。ヨーロッパ(イギリスを除く)で最も英語が使える国のような気がする。

でも、ラベルには英語はない・・・(苦笑)

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内容成分については、活性剤としてアニオン、両性、ノニオンを組合わせた一般的な処方。粘度は、活性剤の組合せと、塩で出してる。洗浄効果補助としてリモネン、乳化・皮膜形成に(スチレン/アクリル酸アルキル)コポリマー、保湿にポリクオータニウム7、数種の抽出エキスか・・・。香料を入れているのにリナロール(香気成分)も入れたのは不明。
ふむふむ。
北米は保湿には無頓着だったけど、ヨーロッパはちゃんと保湿成分、コマーシャル成分を配合している。やはり、競合が多いため、それぞれ特長だしをしているのだろう。



ついでに泡ポンプの手洗い剤(3.79€)

オランダ手洗い


内容成分
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アメリカのときの手洗い剤と同様にカチオン成分が配合されているため、両性、非イオンで処方組みしている。殺菌効果をとくに謳っているわけでもないのに、この処方にする意味はあるのだろうか・・・。塩化ベンザルコニウムや塩化セントリモニウムが配合されているため、殺菌効果は期待できそうだが。また、グリセリンが多量に配合されているため、手肌への配慮は伺えるが、、、コンセプトは?である。というか、アメリカのSoftSoapの粘性を排除し、泡ポンプで吐出できるようにした内容成分のようにも思える・・・。

ヨーロッパであってもそこまで大差なかったな。という印象。スーパーやドラッグストアレベルのコスメなので、この程度かも。また、手洗い剤は価格勝負なのかな。スキンケア分野になるとヨーロッパのオーガニックが生かされた独自の処方が見られるのかもしれない。

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2014 / 11 / 29 | Category : 〔 世界の化粧品 〕  | comments(0) | 

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