フランスで出会ったサイクリスト夫婦が、「ベルギーへ行くなら絶対ブルージュがお薦めだ、今まで訪れた街のなかで一番素晴らしかった」と絶賛していた。
ちょうど通る予定のルートの近くだったので、迷わずブルージュも組み込んだ。
入り口の門





確かに可愛くてお洒落な街並み。
ただ、荷物いっぱいの自転車で楽しめるような町ではなかった。。。
石畳の狭いガタガタ道、さらに沢山の観光客で走りにくい。
レストランも観光地プライス。
スープ一杯が1000円!!!
(((((((( ;゚Д゚)))))))
とても入る気がしない。
スーパーで食材を買い、川沿いのベンチでお昼休憩。
隣に座ってたご夫婦からアメリカンチェリーのプレゼント。
甘味が強くて美味しい!ワイルドチェリーとはひと味違う(笑)

こういう街は、早朝とか人の少ないときにゆっくり散歩したら気持ちいいだろうなーと思った。
街よりも、行き帰りの自転車道の景色が綺麗で癒された。

一体この建物は何だろうか??
運河にたたずむ謎の巨大な壁。
実はコレ、橋なんです。
橋が好き。
カナダでもそう言ったが、ここベルギー(ブルージュ)で今までに見たことの無い橋に出会ったものだから、興奮しまくりだ。
ちなみに「ブルージュ」という地名の由来は「橋」であり、市内に張り巡らされた運河に架かる無数の橋の1つがこの画期的な橋なのだ。
この橋がオープンになるときは、船が通る。船と運河と橋の街ブルージュ

橋が降りてしまえば、普通の道路に逆戻り。
この形状からも橋とは思い難い。

開閉の様子を動画で撮ってみた。
予想外な動きをする橋に驚くと同時に、橋が元に戻ると、日常に戻る切り替わりの様もなかなか面白い。
フランスからベルギーに来て変わったことと言えば、
① フランスパンがなくなる(街からパン屋が激減)
② ワインからビールに変わる
⇒
ベルギーの食に記載③ フランス語が聞こえなくなる
⇒ 60%がフラマン語(オランダ語)を話すようだ
④ 人と挨拶する回数が減る
⇒ フランスでは、歩いてる人にも、自転車に乗っている人にも、「ボンジュール」と声を掛けていた。一日何十回も挨拶していたので、コツが身についたほど。ちなみに、男性は低めの声で「ボン ジョーッ」と言い、女性は少し甲高い声で「ボンジョー(ル)」と言う。しかし、ベルギーではほとんど挨拶することは無かった・・・。何やら、皆気難しそうな顔をしていた印象だ。
⑤ 自転車が劇的に増える
⇒ フランスで自転車と言えば、ロードバイクでブイブイ駆け抜ける。又はマウンテンバイクで山々を駆け抜ける感じ。自転車=スポーツ という扱い。一方、ベルギーでは、日常使うもの、生活の一部といった感じ。日本の感覚と似ている。
スーパーには自転車置き場にズラリと並ぶ

トレックも街乗り仕様。日本では前かごが必需品なのに対し、ベルギーでは後ろバッグが必需品。
色とりどりで同じ種類を見たこと無いほど、種類は豊富。

自転車道は、バイクも走って良い!これが結構怖い。
自転車マークを良く見ると、泥除けが付いている。これからも自転車は日常品として捉えられていることが分かる。

⑥ 道が平坦になり、自転車道が劇的に増える
⇒ 選択肢が劇的に増え過ぎて、迷う(笑)
赤が国道、青が市道。市道がかなり増える。ってか増え過ぎ。

老若男女、後ろバッグを付け、元気に走行している

自転車道がキレイすぎる・・・。

ふと立ち寄った街の教会がキレイすぎる・・・。

美術館のような教会がキレイすぎる・・・。

アメリカ、カナダ、フランスの自転車はスポーツとして取り扱われていたため、人と出会う度に挨拶を交わしていた。しかし、ベルギーに入って、自転車は生活の一部となったため、挨拶しなくなったに違いない。かなりの数の人が自転車に乗っているため、イチイチ挨拶していればキリがないためだろう。また、老人が元気に自転車で走っている姿が本当に多く見られた。自転車道は危険は少ないし、要所要所に休憩所やバーがあるため、少し走っては休憩、バーでビールでも。といったスタイルで自転車を楽しんでいた。自転車道を基とした街作りの見本だなー。日本も安全に走れる自転車道が張り巡らされた街作りをやって欲しいものだ。