ズバリ!

国旗がカッコイイから!!

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(((((((( ;゚Д゚)))))))ォィォィ

冗談のようで、本当の理由だ。

僕たちの自転車には、行った国のステッカーを貼っている。

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ステッカーは、EMステッカー様に特注で作ってもらっている。
⇒ オリジナル国旗ステッカーを「EM STICKER」で作ってもらう


ボスニア・ヘルツェゴビナ(以下、ボスニア)の国旗は、数ある国旗の中でも僕が一番好きな国旗。
このステッカーを自転車に貼りたい!!と言う、やや不純な理由でボスニアをルートにねじ込んだのだ(笑)

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国旗にはそれぞれの国で意味がある。
ボスニアの国旗にももちろん意味がある。

▼黄色の三角形
⇒国土の形の図案化

▼三角形の3つの辺
⇒構成する民族のボシュニャク、セルビア、クロアチアの表象
⇒3つの民族の融和と共存の願いが込められている(黄色は希望)。

▼白抜きの星、背景の青色
⇒EU旗を模してデザインされたため(EU加盟の希望)

ボスニアの国旗は国の願いを表していた。

そんな意味のあるボスニアにクロアチアから入国する。
クロアチアの「Gunja(グンジャ)」という町からボスニアの「Brcko(ブルチコ)」に抜ける国境。
こんな国境、日本人初じゃないか…、と思えるぐらい辺鄙な国境だった。

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クロアチアからはシェンゲン協定外なので、国境で出入国しないといけない。
もちろんスタンプももらえる。

ボスニアに入国し、少し走っていくと、国旗を見つけた。

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あ、アレ?
ち、違う?
ロシア!?
(((((((( ;゚Д゚)))))))


ボスニアは、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国の2つの構成体からなる連邦国家だったのである。

その経緯は・・・。
ユーゴスラビアから独立する際、ボシュニャク人およびクロアチア人はボスニア・ヘルツェゴビナの独立を模索するが、地域人口の一部を占めるセルビア人はこれに反対。クロアチアに倣い、セルビア人は自治区を設立して独立の動きに対抗しようとしたが、ボシュニャク人が主導権を持つボスニア・ヘルツェゴビナ政府はこれを認めなかったため、両者間での武力衝突が生じるようになった。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争(1992~1995年)と言われ、第二次世界大戦後のヨーロッパで最悪の紛争として知られている。


構図としては
▼ユーゴスラビア政府に支援を受けるセルビア人
VS
▼アメリカおよびNATOの支援を受けるボシュニャク人・クロアチア人同盟(後に民族間同士の対立があったが、アメリカの介入により再び同盟に)

戦闘中もボスニア3分割案などによって和平が模索されたが、NATOによるセルビア側への攻撃を含んだ介入によって結果的に停戦となった。


平和協定により、
国名は「ボスニア・ヘルツェゴビナ」だが、その中にボシュニャク人・クロアチア人同盟からなる「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」と、セルビア人が「スルプスカ共和国」というそれぞれ独立性を持つ国家体制を形成(独自の大統領、政府、立法府を持つ)し、この2つが国内で並立する国家連合として外形上は一国と成すこととなった。


非常に複雑な国なのである。
というか、そこまでして同じ国にする理由があるのだろうか・・・。

僕の好きな国旗は「ボスニア・ヘルツェゴビナ」の国旗だが、僕が見たロシアのような国旗は、「スルプスカ共和国」の国旗(地域の旗?)だったのだ。いつの間にか、ボスニアの2つの並列国家「ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦」と「スルプスカ共和国」を自転車で通過していたことになる。

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僕の好きなボスニアの国旗の意味の1つ。
「3つの民族の融和と共存の願い」
並列国家がいつか本当の1つの国になる日は来るのだろうか。


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2016 / 02 / 03 | Category : ボスニア・ヘルツェゴビナ  | comments(2) | 
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の場所なので、若干緊張気味に走り出す。

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実は、ボスニアは半日でセルビアに抜けようと考えていた。

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独自通貨「兌換マルク (BAM)」を採用しているボスニアで両替すると、お金が余ってしまうので、何も買わず、ただただ走り抜けようと思っていた。
当初の目的は、入国時点で達成しているからだ。
⇒ 僕がボスニア・ヘルツェゴビナに行きたかった理由

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何度やっても国境越えはワクワクし、新しい国への好奇心が駆り立てられる。
マイナーな国ほど、何てことのないものだって、新鮮に感じる。

車のナンバープレートのBIHは何の略称だろうかと真剣に悩みながら進む。

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(BIH = Bosna i Hercegovina = ボスニア・ヘルツェゴビナ)
「・」が「I」だったようだ。


ガソリンスタンドのクオリティーの高さに驚く

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トルコ並みのクオリティー。
ガソリンスタンドの質が高い国は自転車で走りやすい!


意外と都市部は発達しており、スルプスカ共和国という怪しい響きに恐れていたが、至って普通の平和そうな国だった。
いつまでもボスニアは「ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の国」という訳ではない。20年も経てば、現地人が生活しているありふれた日常が展開されているだけなのだ。


一歩、都市を離れると、田舎道に。

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景色を見ながら、こういうところをゆっくり進むのが僕は好きだ。

個性的な教会
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休憩中、クロアチアで買ったパンを食べていると、陽気なおじさんが現れた。
いつものように英語は話せないが、僕たちに強く興味を持ってくれたようだ(以下の会話は、英語が話せる奥さんと電話しながら話した内容)。この田舎町を自転車で走る旅行者はほとんどいないだろう(マイナールートを通った)。

「どこから来たんだ?」
「どこに行くんだ?」

と良くある会話をした後、

「何でも良いから、僕にサポートさせてくれ」
「君達の役に立ちたいんだ」

と言ってくれる。
見ず知らずの謎の旅行者にココまで普通言うだろうか?
こういう出会いが本当に嬉しく思うし、日本に来た海外からの旅行者にも味わって欲しいと思う。

※2㍑のジュースをサポートして頂いた


再び走り出すと、今度は庭からコーヒーでも飲まないか?
と誘われる。

何なのだ?
このイスラム圏のような接待の嵐は?

食後のコーヒーでも飲ませて頂こうと、図々しく庭に入っていく。
ボスニアの一般家庭は庭に力を入れており、どこの家庭も立派な芝生の庭があり、みんな庭でのんびりしている。そんな一般家庭の雰囲気を味わいたかったのだ。

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あれ?コーヒーじゃなかったっけ?
(((((((( ;゚Д゚)))))))

昼からビールを2本飲む。
限界…(笑)
(((((((( ;゚Д゚)))))))

結局出されたものは、左から、ターキッシュコーヒー、ビール、ミックスジュース。

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さっきの2㍑ジュースもあるし、もう、お腹ちゃぷちゃぷ(笑)

でも、そんな出会いが嬉しい。
半日に2度の出会いをありがとう。

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ある程度、お酒が抜けた頃に出発する。
そう、本日2度目の国境越えがあるのだ。
酒気帯び、大丈夫かな。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

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自転車のマークはどこにもないが、「一般車両」のブースに行けば問題なく、出入国できる。シェンゲン協定外のヨーロッパの国境も簡易的で高速道路の料金所のような感覚で通過できる。

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さぁ、次はセルビアだ!

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2016 / 02 / 05 | Category : ボスニア・ヘルツェゴビナ  | comments(0) | 

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