モルドバ共和国という国をご存知だろうか?

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正直に言うと、僕は知らなかった。
元々行く予定もなかったし。

【モルドバ共和国】
モルドバ共和国は、東ヨーロッパに位置する共和制国家。内陸国であり、西にルーマニアと、他の三方はウクライナと国境を接する。旧ソビエト連邦を構成していた国家の一つであった。1991年8月ソビエト崩壊後、モルドバとして独立を宣言し、1991年、独立国家共同体(CIS)に加盟。独立以降のモルドバの国旗はルーマニアとよく似たものに変更した。一方、スラブ系民族が多いドニエストル川東岸地域に「沿ドニエストル共和国」という未承認国家が事実上、独立状態にある。



ボスニアと同じような民族の違いによる1つの国に2つの独立国家がある少しややこしい国のようだ。
⇒ 僕がボスニア・ヘルツェゴビナに行きたかった理由


さらに、モルドバ共和国の国旗も実にややこしい。

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世界には似た国旗が多いことに正直驚く。アンドラはピレネー山中にあり、フランスとスペインに挟まれた国家、チャドはアフリカ中央部の国家。それぞれの思いは違うのだろうけど、同じような国旗なのだ。過去にも同じような経験をした。日本とバングラディッシュの国旗が似ているというレベルではない。
⇒ 知ってる?モナコとインドネシアの国旗と同じ旗を持つ謎の街ヴィエナとは?


なぜ、こんなややこしそうな国にわざわざ行かなければならないのか。それには大きな理由がある。

ルーマニアとウクライナ間に国境がない!!

正確に言えば、ルーマニアとウクライナ間に国境はあるが、かなり遠いのだ。
現在地がブカレスト南東部、赤丸が地図上で見た感じ通れそうな道。ウクライナの目的地は青丸のオデッセイ。この遠回りは現実的ではない。

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当初、黒海までユーロヴェロを走り、北上してウクライナに入ろうと考えていた。

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しかし、北上するとココには国境が見当たらなかった。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

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全ての道が川で袋小路になってしまう。

道もない。橋もない。

こういう状況になっている原因は、両国の関係が思わしくないことによる。黒海の大陸棚には原油や天然ガスが豊富にあるため、境界画定をめぐる問題が大きくなっているのだ。

さぁ、どうしようか…。

と調査を進めていくと、直接ルーマニアからウクライナへは行くのは大変だが、第三国の「モルドバ共和国」を経由していけば行けそうだ(赤ルート)。

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これだ!!
ということで、本当に通過目的でモルドバという国に入った。


僕たちは、風の吹く方向に走る気ままな自由な旅人ではなく、計画的に走るタイプのサイクリストだ。そのため、長期的なルート、中期的なルート、短期的なルートを考えながら動かなければならない。その際、国境の調査を怠っていると、とんでもない遠回りを強いられる可能性がある。

その遠回りにも新たな出会いが待ち受ける可能性があるので、何が正しいのか分からないのが面白い。さて、今回のルートが吉と出るのか、凶と出るのか?結果は行ってみないと分からない。


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2016 / 03 / 23 | Category : モルドバ  | comments(0) | 

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