この旅で絶対に行きたかった国の1つ「イラン」

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閉鎖的な国なため、ビザも取りにくい。
陸路を抜ける場合はトルコのトラブゾンまたはジョージアのバトゥミでビザを取得すると良いと言われている。僕たちもジョージアのバトゥミでイランビザを取得した。
⇒ 【奇跡】ジョージア バトゥミでイランビザを40ユーロで取得
(アライバルビザが取得できるため、空路の場合は苦労せずに入国できる)


とにかく、陸路での入国は厳しいのだ。
イランは「イスラム国」が活動しているシリアやイラク、かつてアルカイダが活動していたアフガニスタンやパキスタンなど、政情が不安定な国に囲まれているため、必然的に陸路国境が厳しくなるのも仕方ない気がする。

アゼルバイジャンとイランの国境も一筋縄では行かなかった。

その理由は「自転車」

自転車は車扱いになることが多く、さっくり国境を通れる場合が多い。
しかし、たまに人と同じ扱いになる場合もある。

イラン入国のときは、まず案内されるがまま人専用の国境に行った。
しかし、自転車は向こうだと言われ、車専用の国境に行った。すると、自転車は向こうだと、人専用の場所に戻されるという、珍事が…。

大丈夫なのかイラン。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

でも、普通の国なら、勝手に行けと言うパターンが多いが、イランの国境はばっちり職員が案内してくれるので何かと安心。

しかーし、人専用国境は色々と面倒くさい。人を基準とした国境なので、通路が狭い。
これが大問題!!
荷物を積みまくっている自転車は小回りが利かないのだ。

さらに、人専用の国境は人で溢れかえっていた。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

その中に小回りの利かない自転車が入ると…、もうね、大混乱。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

狭い通路に群集+自転車…。
もうね、大変(苦笑)

さらに、外国人専用別室に連れて行かれる…。
軽く尋問。
イラン厳重…。

さらにさらに、別室に連れて行かれ、全ての指の指紋を採取される。
何だか犯罪者になったかのような気分。
と言っても、別室の雰囲気は明るいので問題ない。

ずっと僕に「I love you」と言ってくる守衛(♂)…。
うん。
きっと、問題ない。

(((((((( ;゚Д゚)))))))



イランは規律を重んじる国のため、肌の露出を控え、正装を心がけなければならない。とくに、女性は旅行者であっても髪の毛をスカーフで隠し、体のラインや肌が出るような衣服は着てはいけない…。

僕たちも服装や行動に気をつけ、緊張しながらイランを自転車で走り出した。

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国境の町「アスタラ」をブラブラしてみる。
イラン…、目新しいものが多い。

イランのマネキンは独特すぎて笑える

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宿泊したホテルの看板。アラビア語は意味不明…。
ちなみに、アラビア語は右から読む

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入国したては金銭感覚が分からず、食事に苦労する。
色んな店で値段を聞いて、少しずつ金銭感覚を養うのだ。

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イラン人は生玉ねぎが好きなようだ。
ヨーグルトも玉ねぎ味だった…。

味は…。
(((((((( ;゚Д゚)))))))


その後、ケバブっぽいものを食べて1000円ほど。
イラン…、物価が高いかもしれない。


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2016 / 05 / 30 | Category : イラン  | comments(0) | 
イランに入国する際、注意する点がいくつかある。
本当に事前に知っておかないと大変なことになるのがイランなのだ。


イラン入国時のお金に関する注意点


クレジットカードが使えない


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海外旅行において「クレジットカード」は必須だ。
現金で両替すれば良いのでは?と言われるかもしれないが、長期旅行の場合はそうもいかない。

ではどうやって現地通貨を得るのか?

「クレジットカードでATMから引き出す(キャッシング)」
世界中の至るところにATMがある。アフリカの辺鄙な町にも銀行は無くてもATMはある。そこにクレジットカードを入れるだけで現地通貨をゲットできる。

ATMなので、偽札やごまかしは一切ない。
精神上も素晴らしく優秀。そして、手数料、金利およびレートから考えても、現金より安くできるのだ。

イランにもATMはある。
しかし、アメリカとの関係悪化を理由にこの国でクレジットカードは一切使えない。正確に言うと、イラン独自のクレジットカードはあるが、世界で使われている「VISA」「MASTER」などのカードが使えない。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

これを知らずに入国すると大変なことになる。


イランでの現地通貨入手方法


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クレジットカードが使えないイランでどうやって現地通貨を入手できるのか?

原点回帰「換金・両替」

外貨を持っていって、イランの通貨に交換してもらうのだ。
では、どういった通貨が好まれるのだろうか?

ズバリ!USドル。

ここがすごく皮肉。
アメリカとの関係悪化のためクレジットカードが使えないのに、最も流通している外貨がUSドル…。ちなみに、ビザ取得にはUSドルは使えない、ユーロ限定なのだ(アライバルビザはUSドルも使える)。対外的にはUSドルが使えないのに、国内はUSドルという、何とも言いがたい実情だ。もちろん、ユーロも問題なく使える。
僕たちはUSドルが流通しているジンバブエでかなりのUSドルをゲットしていたので、それで賄った。

ただ、事前に滞在日数から滞在費を考え、USドルまたはユーロを「大目」に持っていないと大変なことになる。


どこで両替できる?


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イラン国外でイランの通貨を得るのは難しいので、イラン入国後にイラン通貨を入手する。

・ 空港
・ 銀行
・ 両替屋
・ ホテル

空港のレートが一番悪い。
と、よく言われるが、僕たちが行った時は空港が一番レートが良かった(汗)

理由は良く分からない。

と言って、全額空港で両替するのではなく、どこでも両替できるので、金銭感覚を掴むまでちょこちょこ両替するべきかな?と思う。

手数料やレート等を考えて、良かった順に書くと…。
空港>両替屋>銀行>ホテル

入国時の事前準備は整った。
イランで実際にイランのお金を使ってみて、今まで一番扱い難かった。その理由を考えていこうと思う。


イラン通貨が扱い難い理由


通貨の桁数および種類が多い


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イランは過去のインフレの進行により、通貨の桁数がみるみる多くなってきている。

▼ 硬貨
250、500、1000リアル

▼ 紙幣
100、200、500、1000、2000、5000、10000、20000、50000、100000

最大10万リアルが存在する。
桁数、種類は多いが、まだ許容範囲。


貨幣価値が低い


1円=約280リアル(2016年6月)

例えば、イランで一泊3000円のホテルに泊まると…。
840000(84万)リアル

この貨幣価値の低さが混乱を招くことになる。


英語と日本語の違い


英語と日本語では数字に関しての考え方が根本的に違う。
英語は3桁毎に単位が変わる(thousand→million)。
一方、日本語は4桁毎に単位が変わる(万→億)。

この差が大きな「直感的な差」になるのだ。
ドルやユーロの場合は、桁数が多くても1000以内で収まり、直感的に対応できる。

しかし、イランは3000円のものでも840000リアル(84万リアル)
英語にすると、eight hundred forty thousand

もうね、大混乱だ(笑)
パッと言われても、頭で処理できない。
英語頭じゃないからと言われればそれまでだけど、今まで日本で培ってきた4桁の呪いから抜け出すのは難しい。

3桁と4桁の違い
英語(3桁変換)日本語(4桁変換)
1one
10ten
100one hundred
1000one thousand
10000ten thousand
100000one hundred thousand十万
1000000one million百万
10000000ten million千万
100000000one hundred million
1000000000one billion十億


蛇足だけど…。

10,000
100,000,000

こういう数字の中に「 , (コンマ)」で区切られているのを日本でも良く見かける。
この3桁区切りの意味は、まさしく欧米文化(英語)由来なのだ。

でも、日本は4桁区切り。
慣習でこうなっているんだろうけど、4桁区切りを採用すれば良いのになって思う。

1,0000
1,0000,0000

こうすりゃ、一瞬で1万、1億って分かるのに。

おっと脱線。


イラン通貨が扱い難い最大の理由


これだけ色々イランの通貨と日本の数字について悪態を吐いたが、扱い難い最大の理由をまだ言っていない。

根本的に使う単位が違う


全ての紙幣には「リアル」と書かれている。

入国時に入ったレストランで会計のとき、25000と言われた。
25000=約100円

イラン安い!!
とびっくりしたのも束の間、25000リアルを出すと
「足りない。250000リアル(=1000円)」と言われる。
「えーーー、さっき、25000って言ったやん」
と言うと、25000トマンと言うのだ。

1トマン=10リアル

(((((((( ;゚Д゚)))))))

紙幣には全て「リアル」と書かれている。
しかし、実際は「トマン」がよく使われている。

感覚的には8割トマン、2割リアル。
市場は100%トマン。
観光客が行くところほど、リアル率が少し上がる。
なので、宿や世界遺産はリアル表記が多い。

また、この原理を悪用して、ぼったくる人もいるらしいので、注意が必要だ。
僕たちもこの原理を逆手にとって、ホテルの値引き交渉に入るのだ(笑)

僕たち「一泊いくらですか?」
宿「80000」
僕たち「80000リアルかー、安いですねー」
宿「80000トマムだよ(苦笑)」
僕たち「それだったら高いねー、もうちょいまけてよ」

といった具合。
イランの地方のホテルは予想以上にディスカウントできる。


でも、毎回トマムかリアルを確認するのは、やっぱり面倒!!
どっちかに統一してくれないかなーー???

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2016 / 06 / 02 | Category : イラン  | comments(0) | 
イランと聞くと何を思い浮かべるだろうか?

政情が不安定な国に囲まれているため、治安が悪い国だと思われる方も多いのではないだろうか。

さらに、イランは規律を重んじる国のため、肌の露出を控え、正装を心がけなければならない。男性は女性に触れてはいけない。女性は男性に触れてはいけない。写真を撮るのは失礼に値する…。
外国人であってもイスラムの規律をある程度守らなくてはいけない…。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

このような知識を頭に入れ、緊張しながらイランを自転車で走り出した。

走り始めて5km、路肩に止まった車に呼び止められた。
「一緒に写真を撮ってくれないか?」と言われ、写真撮影。

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10km地点でも再び路肩に止まった車に呼び止められ、写真撮影とお菓子を頂く。

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あれ?
写真は失礼に値するのではなかったのか!?
みんな異常なくらい写真大好きなんだけど・・・(笑)

さらに15km地点では…。
「家に来てご飯でもどうですか?」というお誘いを頂く。

いやいやいやいや、全く進まないっ!!
呼び止められ過ぎる!!

でも、何だか面白そうだなと思い、出発して1時間でカスピ海に面した家に招かれ、美味しいご飯を頂いた。

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イラン流の食べ方も教えてもらいながらマスターする

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しっかりとしたお母さんに優しいお父さん。しっかりした兄にチャーミングな妹と弟。なんだか理想的な家族だった。

お兄さんは大学でバリバリ勉強。娘は医者を目指して勉強中。
近年のイランの若者は英語も流暢に話せ、多少偏りはあるものの考え方もしっかりしている。閉鎖的な国と思っていたが、実際は写真も大好きだし、スマホもみんな持っている。そして、みんな明るい印象を受けた。

家の外を散歩すると、そこはカスピ海。

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なんだかほっとする景色

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家族との話も弾み、当然のように宿泊させてもらった。

次の日、もう1泊しないか?

という誘いを頂いたが、丁重にお断りし出発した。
この日も5km地点で写真撮影、10km地点で家へのお誘い…。

嘘だろ?
と思われるかもしれないが、事実なのだ。

お昼時になるとイラン人は絨毯やテントを道路脇や中央分離帯などに張り、至る所でピクニックを始める。

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近くで休憩していると、そのピクニックに半ば強制的に参加させられる。

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全く前に進まない!
(((((((( ;゚Д゚)))))))

ここまで人懐っこい国は初めてだ。
嬉しい悲鳴の連続。

厳格なイスラム教に戦々恐々としていた自分達が馬鹿らしく思えてきた。イランはトルコと同様の「おもてなし文化」だが、トルコと違うところは、半ば強制的というところだろうか。

一度誘いを断っても、数キロ先で再び誘いを受けることも…。全てがご好意なのだが、英語が全く喋れない方からもドンドン誘いを受ける。

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「おもてなし」と「純粋な好奇心」
これが、僕たちを誘ってくれる要因だと思う。

情報規制により、国外の情報は乏しいように思える。日本人だから、こんなにも良くしてくれているのではなく、「自転車で走っている変な外国人」だから、興味を持ってくれるのだと思う。実際、家に泊めてくれた方は途中まで僕たちのことを中国人だと思って家に招き入れてくれた。でも、日本人だと言うと、さらに喜んでくれたけどね。


イランは「治安が悪い中東の国の一つ」という印象を持つ方が多いかもしれないが、実際は、多少強引ではあるものの、何かしてあげたいという気質を持つ温かい人が多い。そのお陰で全く前に進まないのだが…(笑)

そんな旅も素晴らしい。

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2016 / 06 / 04 | Category : イラン  | comments(0) | 

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