コンヤを出発し、アクサライ方面に向かっているとき、道端に芋のようで芋でないゴツゴツしたものがちょこちょこ落ちていたり、畑にてんこ盛りになっていることに気付いた。

テンサイ



芋のようで芋でない。一体、何だろうかと思いつつ歩みを進めていた。
進むにつれ、大量にこの芋のようなものが積んだトラックが横切る機会が増え、振動によってギッチギチに詰まれた荷台から芋のようなものが落ちているのも分かった。

そして、大量芋積みトラックは、とある工場に向かっていた。


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おびただしい数の芋のようなものが放置されている

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そして、この工場

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トルコは食糧自給率100%と言われている。毎日飲んでいるチャイ、その小さなカップに入れられたチャイには毎日2つ(僕の趣向もあるが、現地の人も2つ入れが定番)の角砂糖を入れている。大量に消費される砂糖。


ピキーーーーーーーーーーーーーーン!


これは、テンサイだ!!!
別名サトウダイコンとも呼ばれる。小中学校の社会で習った記憶があるが、サトウダイコンという名前から白い物だと思っていた(ただ土が付いていたため茶色だったのかもしれない)。テンサイは、ヒユ科フダンソウ属の二年生の植物。ダイコンとは別種の植物である。日本では、北海道を中心に栽培されている。テンサイから作られた砂糖は甜菜糖とよばれ、国内原料による日本の砂糖生産量の約75%、日本における砂糖消費量の25%を占める。

トルコのテンサイの生産量は世界第3位らしい。日本と桁違いの量だ。


トルコは日本の2倍の肥沃な国土を活かし、農業大国(世界有数の農業輸出国)として成長している国の一つだ。驚くことに、国土の約40%が耕土に利用されているそうだ。走っていて気付いたが、アメリカのようなだだっ広い景色の中にも適地適作の農作物が植えられていた(アメリカは国土が広過ぎて何もないところには何もない)。
そのため、世界に誇る作物が多い。


世界1位:ヘーゼルナッツ、いちじく、ザクロ、あんず、カリン、アプリコット
世界2位:ピスタチオ、スイカ、ひよこ豆、きゅうり
世界3位:トマト、なす、レンズ豆、テンサイ
世界4位:玉ねぎ、オリーブ
世界6位:オレンジ、桃、葡萄、レモンライム、梨
世界7位:大麦、綿、タバコ
世界9位:小麦
たぶんまだまだある。


農林水産業で生活している人が日本では169万人(人口の2.1%)なのに対し、トルコでは1450万人(人口の20%)、農業がGDPに占める割合は日本1.4%に対し、トルコでは8.4%。農業はトルコの主要産業といえる。

しかし、経済成長と共に穀物より付加価値の高い農作物へシフト、農民が農村を離れ大都市へ流出といった日本と同じような一途をたどるような気がする。日本の米を守る政策のようなことも今後実施されるのかもしれないが、国の財政に余裕があればの話しだ。
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2015 / 04 / 17 | Category : 〔 トルコ 〕  | comments(0) | 

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