ブルベという競技をご存知だろうか。

ブルベとは、制限時間内での完走の認定を伴う自転車での長距離ロングライドイベントのことをいう。参加者は指定されているが標識案内のないコース(通常200km〜1400km)を、チェックポイントを通過しながら、制限時間内に完走しなければならない。この制限時間は、努力は要するものの無理のない速度(おおよそ時速15km程度で計算)で走れるように設定されており、ロードレースのような速度や走行戦略を用いる必要はない。強いて言えば順位を付けない自転車版のラリーである。

参加者は、他のサイクリストと競うものではない。ブルベは耐久力、自律性及び自転車走行技術を試すものである。そのため参加者は厳しい天候にも対応した装備や、予備の部品、道具を用意することが求められる。またブルベでは夜間走行も多く、その際にはライト、予備のタイヤチューブや反射素材のウェアも必要になる。(Wikipediaより引用

制限時間のある長距離ツーリングのような感じだ。
実際の大会は過酷極まりないと予想されるが、長期自転車旅とブルベに向いたサドルの方向性は同じなのではないかと思う。
つまり、軽さやスピード重視ではなく、「長時間乗っても疲れない快適性重視のサドル」だと思うのだ。自転車と人が一体化して最も体重がのり、そのライディングが快適なものになるか否かがサドルの快適性を決めると思うからだ。


ブルベやロングライドで人気のサドルは?



ズバリ!!革サドル!!

その理由は、革の性質により、自身のお尻の形にフィットする。
また、適度な柔らかさしなやかさでお尻をダメージから守ってくれる。
長期自転車旅行者の多くも、革サドルを愛用している。

この時点でBROOKSとSelle Anatomicaの2社に絞られる。


それぞれの革サドルには特徴がある。

BROOKS(ブルックス)


ブルックス

▼ 革質がかなり硬い
慣れるまで時間がかかり、「拷問イス」と言われている。
一旦、お尻の形に変形すると、本当に楽なようだ。
硬い皮なので、伸びも少ない。

▼ メンテナンスが必要
手のかかる子はかわいいと言うように、このサドルも手がかかる。
雨に弱い、革クリームを定期的に塗る等、さほど難しいことはないけど、メンテナンスが必要。間違いなく自分好みのかわいい子になるに違いない。

   

Selle Anatomica(セラ アナトミカ)


selleana2.jpg

▼ 革質が柔らかく、ハンモックのような乗り心地
買った初日から自分のお尻の形にフィットする。
革が柔らかいので、伸びやすい。

▼ ほぼメンテナンスフリー
革なのに手がかからない!!
防水仕様なので、雨にも強く、革クリームも塗らなくて良い。
初めから優等生なのだ。

「ツンデレBROOKS」と「優等生セラ アナトミカ」、言うまでもなく、優等生を選択した。


  

拷問イスには座りたくない!!!


実際どうなの?優等生 セラ アナトミカ タイタニコ


DSC083024.jpg

上記の理由で、Selle Anatomica 「Titanico(タイタニコ)」を購入した。

届いた商品を見ると…。
サドルに誕生日があるなんて…、ちと素敵過ぎる。

DSC083004.jpg


1つ1つハンドメイドで革サドルを作っているらしく、好感が持てる。


----------------------------------------


1年以上使った感想は…?


ハンモックではない(笑)
過剰な期待をしすぎたのかもしれない。

革は革だ!!

しかも、残念なことに皮の硬さに「ムラ」があった。
2つ買って、1つは柔らかく、1つは硬い。
僕が柔らかく、ゆかが硬い方に当たってしまった。
ゆかは、拷問イスに耐えかねて、早々にギブアップ。
僕のと入れ替えても、お尻の坐骨の部分が痛いと言う。
さらに、革サドルのサイドと内腿が擦れて痛々しいことになっていた。

DSC010164.jpg
↑硬い方。買ってから、そこまで伸びてもいない。

硬い革のサドルを使い続けると、徐々に順応していった。
使い心地は良い。
何より、ずっと使い続けられていると言うことは、かなり良いレベルなのだと思う。

ただ、間違ってもハンモックではない!!
そこは、注意するべきだ。

長く走ると、痛いものは痛い。でも、我慢できるレベルだ。

「長い距離を我慢できるサドル=良いサドル」

という公式を導き出せたように思える。
ハンモックのようなサドルに乗ってみたい今日この頃。

 


女性に会うサドルは?


bonebone.png

ゆかは、セラアナトミカが合わなかった。
僕は、イイ感じだった。

どこが違うのだろうか?
やはり、女性と男性では骨盤幅や坐骨の形状が大きく異なる点が大きい。
ほとんど売られているサドルは男性を意識して設計されているため、女性のサドル選びは、もう少し慎重にならなければいけないと思う。


ようこそ、サドル沼へ


DSC011444.jpg

鉄のお尻になれず、お尻の痛さと格闘しているヒトは、サドル沼へとはまっていく。
ゆかもサドル沼の入り口に到着し、スイスで思い切って交換した(笑)
カナダのポリスバイクのサドルがあまりにも良さそうだったので、同じメーカー(サーファス)の似たようなものをチョイスした。
⇒ 検証!カナダ警察の自転車を舐め回す

SERFAS(サーファス) サドル RXアドバンス レディース


シーファス

内腿の皮むけはなくなったが、長時間乗ると痛いことは痛い。
これは仕方がないかもしれない。
ゆかの自転車は、ドロップハンドルをフラットバーに変更し、楽な体勢で乗れるよう、前傾姿勢になりにくいポジショニングにしている。そのため、手への負担が減る分、尻の負担が増えたのかもしれない。

「手を犠牲にしてお尻を守る」

という考えの方が、お尻へのダメージを最も減らせるのかもしれない。


と言いながら、次はオランダのおばちゃんが絶賛していたSQlab(エスキューラブ)だなと思うのであった。
⇒ 二人の力が一つの動力!タンデム自転車の素晴らしさ

僕らの旅も途中だが、サドルの旅も途中なのだ。
沼に入らぬよう注意せねば(笑)


SQlab(エスキューラブ)


医学的な研究を元に製品開発を行っており、ドイツ専門誌のテストや、化学的試験検査において、最も優秀なサドルブランドとして評価されている。SQlab最大の特徴のひとつは全てのモデルに最高4種類のサドル幅をラインナップしている。ライダーそれぞれの坐骨幅に合わせて最適なサドル幅を選択することで、体への負担を最小限に抑え快適なライディングに集中できる。

 
関連記事


このエントリーをはてなブックマークに追加

こんな記事も読まれています

2015 / 07 / 26 | Category : 自転車関連  | comments(0) | 

WHAT'S NEW?

▶ Comment

▶ Post comment

  •  お名前 : 
  •  タイトル: 
  •  アドレス: 
  •  URL  : 

  • 管理者にだけ表示を許可する