病院はいくつかあったが、数は少ない。
建物は決してキレイとはいえない。
掘っ立て小屋風の建物も多かった。
病院の前には、すごい数の女性。
かなーーーり、病院に入る勇気がいるだろう。
そして、僕には病院に入る勇気がなかった(笑)

ということで、毎度病院のトイレを見ているが、今回は桑爺に教えてもらった内容を踏まえタンザニアの医療制度を紹介する。


タンザニアの平均寿命・乳児死亡率等主要な保健指標は世界的にも最低の水準であり、世界の3大感染症であるAIDS、結核、マラリアをはじめ多くの感染症が広く蔓延している。その他ウイルス性のB型肝炎、C型肝炎や梅毒等も蔓延しており生活の身近にこれら感染症の脅威が存在する。上記以外の熱帯特有の風土病は感染の機会は少ないと考えられるが、一旦感染すると治療に難渋する場合があるので注意が必要だ。

医療水準としては、ダルエスサラーム市内では外資系の医療機関を中心に徐々に整備されつつあり、外国人医師の勤務する病院や超音波診断装置・MRIなどの最新機器を導入する施設も現れてきている。しかし、最も進んだ医療機関であっても日本の医療に比べ水準はまだまだ低く、特に脳神経、循環器、麻酔などの専門医の数は非常に限られている。都市部を離れた病院では基本的な診断ですら不確実な状況で、都市部の一般開業クリニックでも検査機器を備えているところはほとんどない。

以上、外務省の世界の医療事情より抜粋


タンザニアでは、公立の医療機関で以下は無料で受けられる。
5歳未満の健康診断、予防接種、診療、治療。妊婦の検診、出産、産後の健康診断、家族計画。HIV/AIDSの血液検査。陽性者の健康相談と治療薬配布。結核の検査。

なるほど。
だから、病院は女性でいっぱいだったのか。
子供が多いタンザニア、出産の回数も多いのだろう。

タンザニアでは
病院=病気の治療

ではなく、

病院=子供と妊婦の診断場所
なのかもしれない。

マサイ子供



一般的な治療は有料だが、桑爺はこんなことを言っていた。

「病院に言ったけど、お金取られなかったぞ。」
「現地の人と間違われたとオレは思うんだ。」

いや、それはない(笑)肌の色が違うからね(遠い目)。
老人保障制度もあるのかもしれない。
お金を支払わず、病院を出てしまった可能性だってある(笑)


桑爺はこんなことも言っていた。

「ここでマラリアに罹った日本人を病院まで運んだことがある。」
「診察前にお金($100)を取られたぞ。」
「旅行者はお金がないと診てくれないな。」

この流れが一般的だろう。
保険のない相手には、まずお金を払ってから診察。
どこの国でも同じかもしれない。


タンザニアの保険制度についてはどうだろうか。
民間の医療保険はあるが、高価なため加入者は少ない。
公的な医療保険は、年金制度と医療保険が合わさった社会保障基金がいくつかあるが、対象は公務員や民間企業の社員で加入者は限られる。
例えば民間企業の社員を対象としたNSSF(National Social Security Fund) の加入者は、配偶者と子ども4 人までが無料で、登録病院で受診(投薬、検査、治療 を含む)できる。登録した病院や時期によって差があり、医薬品がないからその治療はできないと言われたり、現金を払う患者が優先されたりすることもあるようで、必ずしも納得のいくサービスが受けられるとは限らないようだ。

何より、正規の医者が少ないという現状もある。病院7、ヘルスセンター18、診療所184もある州の正規の医者が6人、医療助手が28人というケースがあった。

恐ろしい。
恐ろし過ぎる。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

医者のいない病院は一体誰が見ているのだろうか。
もぐりの医者、、、ブラックジャックか(笑)
実際は、看護師が医者の代わりに対処しているのかもしれない。


そもそも医者のいない病院に行っても仕方ないので、調子が悪いと感じたら薬局へ行き、薬剤師からそれに対応した薬を購入する。様々な種類の薬を医師の処方箋なしで購入することができるので、治療費を抑えることができるため、この方法が現地では一般的なのかもしれない。

こんな話もある。
病院で診療を受け処方箋をもらっても、病院にはその薬は置いてない場合が多いという。
病院の向かい側にはいくつかの薬局があり、そこで定価か定価よりも高い薬を購入することになることが多いそうだ。


タンザニアでは、病院よりも薬局の方が強い!!
このためか、タンザニア人は他の国の人よりよく薬を飲むらしい。
モシの薬局も繁盛していた。

タンザニアは、医者よりも薬剤師が活躍できる場なのかもしれない。


やっぱり、医療制度を調べると面白い。
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2015 / 08 / 16 | Category : 〔 世界の医療制度 〕  | comments(0) | 

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