日本人は英語を話すのが苦手だ。

日本では、中学、高校、大学、そして社会人になってからも英語の勉強は続く。
今は、小学校から英語の勉強は始まっている。

散々勉強してきたお陰で、英語論文だってちょっと頑張れば読める。
語彙数だって多いはずだ。
短期留学もやった。海外一人旅もやった。
でも、僕は英語を話すのは苦手だ。
元々、多く話す方ではないが…。
今回は、僕の英語に対する思いを大いに語る!!


英語に対する苦手意識について



海外に出ても苦手は変わらない。
日本人が英語を話すのが苦手な理由はいくつもあるだろう。

【 性格的要因 】
① 内気、シャイ、草食系
② 完璧主義
③ 間違いを嘲笑する


【 生活・経済的要因】
① 実生活で話す必要がない
② 話せなくてもある程度のキャリアが積める
③ 日本国内でほぼ全て完結できる


【 その他 】
① 完全な植民地支配がなかった
② 英語教育の偏り
③ 多民族国家でない
④ 島国
⑤ 日本語と英語の違い


⑤について、言語の類似性というものがある。
なぜ日本人は英語に苦労するのか?に分かりやすく書かれているが、ヨーロッパ言語の多くは英語と非常に似ているようだ。
ドイツ語は文法、単語共に英語と似ているし、フランス語も英語と単語がよく似ている。
英語と他の国の言語には、文法や単語において共通点が多いのだ。

一方、日本語は根本的に英語と異なる言語といえる。
単語の違いは勿論のこと、文法も日本語は「主語+目的語+述語」の順番であるのに対し、英語は「主語+述語+目的語」の順番。さらには、和製英語とよばれる英語とは異なる使い方をするややこしい言葉まであるのが問題だ。

これらのことから、日本人にとって英語は習得しにくい言語であるといえる。


他国の言語を習得する必要性について



なぜ、英語を話す必要があるのか・・・?
日本で生活する上で英語を話さなければいけない状況ってあるだろうか?

ほとんどない。

日本経済のお陰で英語を話す必要がないのだ。
日本と同じように経済発達しているフランスやイタリアだって、英語が喋れない人の方が圧倒的に多い。喋れない度合いもホント全くと言っていいほど喋れない。
まぁ、大学に行っている最近の学生は喋れるんだけどね(^-^;

これらの国も他国に頼ることなく自国で経済を回せるためだろう。
一方、自国だけでは成り立たないベルギーやオランダは、隣国の言語をマスターしなければならない。
フランスに近いところはフランス語、ドイツに近いところはドイツ語、そして、共通して英語は通じる。おじいさんだって、おばあさんだって、英語が通じる。
これには本当に驚いた。

ベルギー人のおじいさんはこうも言っていた。
「小国は色んな言語を覚えないといけないから大変だ」

DSC022084.jpg

と。

西ヨーロッパ以外はどうだろうか?
頼りにしている大国の言語を習得している。

東ヨーロッパは英語よりドイツ語の方が強い。
さらに東に行くと、ロシア語が強くなり、ますます英語は通じない。

トルコも英語は通じ難い。
自国である程度回せるからだ。
ただ、トルコで知り合った学生はこう言っていた。
「良い給料を得るには英語が必要だ。」


経済発達の目覚しい中東カザフスタンの知り合いは
「キャリアを築くため、トリリンガルは当たり前。」

カザフスタン語、ロシア語、英語に加え、ドイツ語やスペイン語も話せる人も多いらしい。
今は、中国語や日本語も流行っているらしい。国自体が、外国の資本に左右されるような国は、言語の幅も広げなければ、キャリアを築けないのだ。


アフリカはどうだろうか?
アフリカは植民地支配の国に左右される。
アフリカ南部はイギリスに支配されている国が多く、英語が通じやすい。
しかし、モザンビークやアンゴラはポルトガル領だったので、ポルトガル語だ。
アフリカの中部は、フランス支配が多く、フランスが公用語として使われる。
経済やキャリアではなく、過去の慣わしが今も残っていることになる。

世界を言語で見るのも面白い。


言語習得とキャリアとお金について



日本人は貪欲さが足りないとよく言われる。
正直、僕もあまり持ち合わせていない(笑)
お金は好きだけど、お金では買えないものを僕は求めたい。

一方、海外の若者はお金に貪欲だ。
日本にはお金が汚いものという謎の風習があるため、あまり堂々とお金の話はしない。
僕もしない。
日本人はお金のためにキャリアを積みたいと堂々と言える人は少ないだろう。
しかし、海外の若者は堂々とビッグマネーを手に入れるために英語を勉強していると言うのだ。
キャリアを築くためには英語が必要なのだと。
そんな貪欲さが、勉強への活力になり、すぐ辞めたくなる言語の勉強を頑張れる。
草食系が蔓延る(僕も?)日本にはこの「貪欲さ」が欠如しつつある。

会社でよく何かしたいことがあるか?
と聞いても、答えられない人が多かった。
貪欲な野望や意思がないと、何かを成し遂げることは出来ない。


最近では日本も国際化しているが、基本は日本資本の企業だ。
外資企業より日本企業の方が圧倒的に多いため、英語を使えなくてもある程度のキャリアを築くことができる。


日本の英語教育について



僕が中高生の英語の勉強は、文法一辺倒だった。
今は、リスニングも重要視されてきている。
でも、スピーキングはこれからだろう。

そもそも、リスニングやスピーキングの得意な英語の先生がどれぐらいいるのか疑問だ。
僕が学生だったときの英語の先生が全員流暢な英語を話せるとは到底思えない。

日本の英語は読む、書くことに集中し、コミュニケーションの道具ではないのだ。
海外を旅行していて、必要最低限の会話はできるが、政治の話など難しい話は英語でできない。
でも、仲良くなることはできる。
日常会話は中学生レベルの英語で十分だというのは、その通りだと思う。
これは、英語に限らず、伝えたい気持ちがあればオールジェスチャーでも何とかなる。


でも、仲間作りとビジネスは違う。
日本人が必要としている英語はビジネス英語だろう。
ブロークンイングリッシュだったら、信用されない。

流暢に会話はできなくても、資料に書かれた文書やプレゼンテーションなら理解できるし、時間はかかるが英語の資料を作ることもできる。
これは中学校から勉強してきた英語の賜物だろう。
話せないなら、話せないなりの努力が出来る。

だから、読み書きを重視した日本の英語教育は、
「コミュニケーションの道具ではなく、ビジネスで使える第一歩を学んでいる」
と考えれば良いのではないだろうか。

もし、外資企業の方が多い時代がくると、日本は変わるだろう。
英語が使えないとまともな給料がもらえないからだ。
今の中東で起きている貪欲な成長が日本に舞い降りれば、目の色が変わるだろう。
元々勤勉な日本人のお尻に火が付いたら、一気に英語が上達するに違いない。

今は、英語が話せないことに対する危機感が欠如しているのではないだろうか。
なぜなら、コミュニケーションとしての英語は日本国内では絶対に必要なものではないのだから。
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2015 / 08 / 22 | Category : 〔 その他 〕  | comments(4) | 

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▶ Comment

あと発音でしょうか。マクドナルド、とか、ルーラル、とか、それ以外でも本当に基本的な簡単な単語も発音の悪さで伝わらないことが僕は多いです。音節の捉え方と子音のバラエティでしょうか、本当に発音には苦労します。
2015.08.22 09:54 | URL | Sekitoba #JyN/eAqk [edit]
> Sekitoba さん

確かに、アメリカはとくにそうですね。
スピーキングもそうだし、リスニングですら、ネイティブの国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは正直聞き取り難いですね。イギリスは行ったことがないので、分かりませんが、流れるような英語は辛いです。

一方、英語を第二外国語として使っているような国は聞き取りやすいです。
きっと、ヨーロッパに行くと・・・、あれ?英語上達した?というぐらい、頭に言葉が入っていくことも。

英語が堪能なドイツ人でさえ、ネイティブの人の英語は聞き取り辛いときもあるそうですよ。
まま、僕たちとレベルが違うと思いますけど(笑)
2015.08.22 22:30 | URL | ようゆか #- [edit]
Non-nativeの英語話者は凄く分かりやすくて好きですね。ほとんど完璧に聞き取れます(笑)。

でも、「オクラホマ」が発音悪く通じないとか、ショックを通り越して悲しいです。帰国したら発音の学校マジで通おうと思っています。
2015.08.23 03:24 | URL | Sekitoba #JyN/eAqk [edit]
Non-nativeの英語がほとんど聞き取れるなら、不自由しないですねー。
欧州は意外と英語が通じないところが多いので、英語以前の問題です(笑)

僕の特技はジェスチャーで会話することかも。
2015.09.23 16:56 | URL | ようゆか #- [edit]

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