どの国でも自転車で郊外を走ると、とても気持ちが良い。
郊外は自然豊かで、人や車が少なく、自転車道も完備されている国も多い。

しかし、都市部はどうだろうか?

正直、自転車で都市部を走るのは嫌いだ。
車、バイク、人が多く、自転車で走ると危険な雰囲気を感じ、色んなところに目を配りながら、慎重に走らなければならない。一度、道を間違うと軌道修正にかなり迂回しなければならなかったことも多々あった。

正直、都市部はしんどいのだ。

だから、都市部を極力避けて、次の目的地まで行くルートを考えるようにしている。しかし、観光地といえば、ほとんどが都市部に集中している。都市部へ行きたくないがために、行かなかった観光地も実は多い(汗)

オーストリアの首都ウィーンもヨーロッパの中でも有数の大都市だ。
都市部嫌々病がいつものように発病しながら、自転車で走る。

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あれ?
大都市ウィーン。
自転車で走ってもストレスを感じない。

あれ?
いつもなら、イライラしながら走るのに。
何か誘導されている感じがする。

あれ?
なぜ?

その理由は、ウィーンの自転車交通(自転車道)の作り方の素晴らしさにあった。
5つにまとめてみた。

① ウィーンの自転車道は都市部なのに無数にある


ウィーン市内地図
(色が着いている道路が全て自転車道)

目的地まで様々な自転車道を組み合わせて行ける。
日本は全体的に自転車道が少ない。
都市部の道路にも何気なく自転車道がウィーンにはある。

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(青矢印:自転車道)


② 河川敷は自転車道天国


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日本でもお馴染みの河川敷の自転車道。
ドナウ川の河川敷を自転車で走れるって、素敵じゃない?


③ 観光地のど真ん中にも自転車道がある


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自転車道がはっきりと認知されている点も大きい。
自転車道だと認知されていないと、その道を注意なしに歩く人が多い。
とってつけたような自転車道ではなく、ちゃんと都市設計の時点から自転車道を埋め込んで考えられていた。


④ 各所に水飲み場がある


ウィーン井戸

海外は日本のように自動販売機やコンビニがない。
そのため、飲料水の確保は大事なのだ。
ウィーンでは自転車道を走っていると、脇道に水飲み場&休憩所が至るところにあった。赤い四角で囲ったレバーを下にゆっくり倒すと、水がじゃんじゃん出てくる。これで野宿にも困らない(笑)


⑤ 車と共存できる自転車道を作っている


一番自転車が怖いのは、車による巻き込みだ。
日本の場合は左折する車が急に曲がって来て、行き場を失うことがある。
直進する自転車と曲がる車、この関係を一番スムーズにする方法をウィーンでは実施されていた。大抵、自転車道は道の一番端にあるのだが、ウィーンの自転車道はフレキシブルなのだ。道路の真ん中に自転車道があったりするのだ。

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(赤矢印:車レーン、青矢印:自転車レーン)

車の直進道、自転車の直進道、車・自転車の右折道がある。
こうすれば、巻き込みは起こらない。



ウィーンは、道路が広かったり、車が少なかったり、人が少ないわけではない。

「自転車道がうまく自転車を誘導している。」

そんな気がした。
ストレスを感じなかったウィーンの自転車道は、都市部における自転車道の完成形なのではないだろうか。
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2015 / 12 / 03 | Category : オーストリア  | comments(0) | 

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