カトマンズで生活中、街を散歩ばかりしていた。

カトマンズの町中は、ところどころレンガが崩れた場所を見かけたが、かなり簡素な造りにも関わらず全壊している家は少なく、想像していたよりは地震の被害を感じなかった。ある程度復興してきているためかもしれないし、もともとなのか地震の被害なのか判らないというのもある。

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子供は人懐っこく元気な子が多い。

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混沌とした街を抜け、歴史的建物が多くあるダルバール広場へ向かう。

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歩いていると、現地のおじさんが声をかけてきた。
「どこからきたの?」から始まり、流暢な英語で見ている寺院の説明をしてくれる。

観光は自分たちでしたいタイプだし、これは後からチップを要求されるパターンだと思ったので断ろうとすると、お金はいらないから案内させてくれという。
完全に怪しいけど、まぁー多少のチップは払ってでも、案内してもらうのも悪くないかな。
と思い、身を任せた(笑)


町中よりも、歴史的な建造物の被害が多いように思えた。
地震の前はもっと多くの寺院があったのだろう。
それでもいくつかの寺院は残っており、観光するには十分に思えた。

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いくつかの寺院を案内してもらっていると、途中から雲行きが怪しくなってきた。
震災の話になり、家族がいて、子供がたくさんいて、うちは貧しいんだ…。
という話に。

お金はいらないから、食料を買ってくれないか?という。
いわゆる、「ドネーション(寄付)」である。
そうきたか!と思ったが、数百円くらいのチップは払うつもりでいたのでOKした。

店へ向かうと、おじさんが、勝手にあれもこれも注文し始める。
巨大な袋に入った米に小麦に粉ミルクがドンドン積まれる。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

おいおいおいおいおいおい!!
(((((((( ;゚Д゚)))))))

総額5000円!
おい、それはちょっとやりすぎだろ。
(((((((( ;゚Д゚)))))))


おじさん「これで僕たちはハッピーになれるんだ。」
僕たち「こっちはハッピーじゃないよ!それが目的で案内したの?とても残念な気分だよ!」と怒る。
おじさんは「違うんだ。」と困った顔。
おじさんはしぶしぶ、食料を半減したが、それでも2000円程度。
ストーリーとしてはよく出来てるし、断りにくく、お互いの罪悪感が少ない点もよく出来ている。
実際、震災で苦労しているのも知っている。

案内してくれたからお礼はしたいけど、そんなに沢山はあげられない。
こっちも贅沢な生活はしていない。

結局、もともと渡そうと思っていたチップ代に匹敵する品物をプレゼントした。
それでも、とても喜んでいた。

カトマンズに住むネパール人の平均月収(15000~20000円:カトマンズ在住の方のブログより)を考えると十分だろう。5000円分の食料は、あわよくばと思って言ってみただけなのかもしれない。


きっと悪い人ではないし、本当に家族がいて生活に困っているのかもしれない。でも、こんなやり方を続けていては観光客の不信感を増やすだけだと思った。必死で朝から晩まで働いている人もいっぱいいる。ネパール人は勤勉で働き者の人も多いだけに、何か残念な気持ちになった。

カトマンズではこのおじさんだけでなく、何人も声をかけられた。


行動パターンは同じだ。

① はじめは案内するよとは言わず、勝手に説明を始める。
② お金がほしいわけじゃない、好意で案内したいんだ。と言う。
③ 他の名所についても説明する、とてもいい場所があるので一緒に行こうといわれ、結果的に色んな場所を案内される。
④ 途中で家族が多くて生活に困っているという話をされる。
⑤ お金はいらないので食料を買ってほしい。

という流れだ。

僕らのようにチップ程度であれば、案内に対する対価だと考えれば問題ないが、5000円も寄付させるのは「詐欺」と言われても仕方ないのかもしれない。
短時間の案内で数千円もの品を得られるなんてわかったら、やめられないだろう。日本人はこういう話を断れないタイプ。これがまかり通ってしまうとお互いにとって良くないことなので気を付けなければと思った。
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2016 / 09 / 12 | Category : 〔 ネパール 〕  | comments(0) | 

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