森林限界と言う言葉をご存知だろうか?

登山用語には聞き慣れない独特な用語があるが、「森林限界」もそのひとつ。

森林限界とは、高木が育てなくなる限界高度のこと、あるいは、針葉樹林帯からハイマツなどの低木帯に変わる地点のことを指す。

日本においては、主に夏の温度・積算温度が影響するようである。北海道の利尻島では標高約500m、北海道の大雪山や日高山脈で約1000〜1500m、東北地方で約1600m、日本アルプス中央部や富士山では約2500mほどである。

エベレスト街道トレッキングにおいては、4000m程度が森林限界だった。

気温は標高に比例して低くなり、極寒に。
そして、暖炉が必要になる。
しかし、森林限界を越えると、周辺に燃料となる木がない。

下界から、木や炭や灯油を運ぶ?
いやいや、食料を運ぶだけでも大変なのだ。

では、暖炉の燃料は一体何だろうか?


森林限界を越えた宿の燃料はヤクの糞


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カラカラに乾いたヤクの糞が燃料なのだ。
高所にいる唯一の動物「ヤク」
肉として、チーズとして、毛皮として、そして、燃料として・・・。

シェルパとヤクは共生しているのだ。

草食のヤクの糞は、植物の繊維がほとんどなので、よく燃える。
思いのほか、火のもちも良い。


ヤク糞燃料の作り方


DSC053327.jpg

まず、ヤクの糞は集めらる(糞を拾う人がいる)。
そして、おばちゃんがこねる。

水気がない場合は、少量の水を入れ、粘りを出していた。

平べったく円盤状にして石壁に貼る。

Field_13791.jpg


こうして数日乾かした糞を燃料にする。


円盤状の牛糞を適当な大きさにわり、大量に暖炉に投入。
少量のケロシン(着火剤代わり)を入れ、火をつけ、完了!


ヤクの糞や暖炉は臭くない?


糞と言えば、悪臭が気になる。
でも、ヤクの糞は臭くない。
本当に臭くない。

乾燥させると、さらに臭くない。
無臭。

暖炉に投入しても、無臭!


ヤク万能説っ!!!

ヤクが窓の外から入りたそうにこっちを見てる。
シェルパと共生していても、ペットではないので、入室できず(笑)

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2016 / 11 / 10 | Category : エベレスト街道トレッキング  | comments(0) | 

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