今回、カラパタールからゴーキョに行く際、普通の登山客があまり行かない「チョラパス」というルートを通ることにした。多少危険なルートと言われていたので、すれ違うガイドに情報を教えてもらった。

ガイドのおっちゃん曰く
「ハードだけど、デンジャラスじゃない。」

同じ道を引き返すのは苦痛だし、ちょっと頑張れば、時間(1~2日)も短縮できる。
天気は晴れ。

ということで、総合的に行けると判断した。
実際、チョラパスを越えて、どうだったのか、攻略のポイントを紹介しようと思う。


出発時間は出来る限り早く!


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僕たちは6時に起き、6時半出発した。
これでも遅かった。
ガイド付の団体は夜中に出発していた。

その理由は…。
① 次の集落までの道のりが長い
② 頂上付近で太陽が昇り、気温が上昇すると、氷が解け、異常に滑る

危険要素を減らすには、夜に出るのが良い。
ゾンラから数時間は平坦な道が大半なので、暗くても問題ない。

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川越えに注意せよ!


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何度か川を越えなければならない箇所があった。
石の上を軽く飛びながら、進んでいくのだが、凍っている箇所は異常に滑る。

実は、滑って、大惨事になりかけた(笑)
滑って、ストックでこらえて、両足ともに川にはまった。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

防水の靴じゃなかったら…、考えたくもない。
(((((((( ;゚Д゚)))))))


絶景を堪能せよ!


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チョラパスは、景色が素晴らしい。
エベレスト街道トレッキングの中で最も景色を堪能しながら、歩けた。
富士山やキリマンジャロのような独立峰は、一つの山ばっかり見て、飽きてくるが、ココは歩くたびに、新しい山々が現れ、いつも新鮮な気持ちになる。


岩登りも多少あり!


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右上に登らないと行けない岩がある。

遠くから見ると、約45度の斜面のように思える。
遠くから見ると、強烈に怖い。
遠くから見ると、無理じゃね?

と思う。でも、実際登ってみると、問題ない。
高度感もそこまでなく、足場も広いので、問題ない。

問題はこの岩場を越えたところにある。


白銀のアイスバーンの世界へようこそ!


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岩場を越えると、雪国。
いやー、びっくりした。

しかも、アイスバーン多数。
荷物も10キロを超えているので、本当に滑る。
実際、何度も滑って怖かった。

でも、誰もアイゼンを履いていない。
20キロぐらいの荷物を背負っているポーターもアイゼンを履いていない。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

その代わりに、靴にヒモを巻いていた。
なるほどー。
ワラジと同じように、摩擦抵抗を増やし、滑らないようにしているのだ。

日本なら、間違いなくアイゼンを履くようなルートだ。
4本爪の軽アイゼンで十分なので、持っていくことをオススメする。


  


最大の山場は5300mの峠を過ぎた後…


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チョラ峠(約5300m)には、人が大勢いた。
今まで、ほとんど人に会わなかったのに…。
なぜだ。

僕たちの進むスピードが速かったため、夜明け前に出発した団体に追いついた模様。

ココからが大変だった。

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ルートが全く分からない「ガレ場」の出現。
びっくりするほどの激下り。
下りで滑ると致命的なので、安全にゆっくりとお尻をつけて下るが、そうすると石を落としてしまう。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

下にはヒトが…。
おぉ…。

石を落とさないように、ゆっくり、ゆっくり…。
何度も道を間違い、引き返し、考え、進む。
本当に疲れた。
ルートが分からない激下りはかなり神経を使う。

もし、頂上でガイドらしき人を見つけたら、迷わずついて行くことをオススメする。


タンナの集落は意外と遠い


激下りガレ場を過ぎると、小さいアップダウンを繰り返しながら、進んで行く。

もう少しで山小屋かな?
まだかな?まだかな?
と思いながら、なかなか着かない。

猛スピードで山小屋を目指し、出発して約5時間半でタンナの集落に到着した。

時間は12時過ぎ。
疲労はハンパない(笑)
この町で泊まって、翌日にゴーキョに行くプランもあったが、まだ時間もあったので、ゴーキョに行く事にした。
ちなみに、タンナの宿は宿泊客が少ないため、かなり高い。


ンゴズンパ氷河越えが予想以上に大変!


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チョラパスを抜けたので、あとは消化試合だと思っていた。

タンナからゴーキョへ行くためにンゴズンパ氷河を通らなければならない。
この氷河横断が予想以上にしんどかった。

ノーマークだったのと、疲労の蓄積も大きかったからかもしれないが…。
道幅が狭く、危険な箇所が多く、気が抜けない。

ルートが分かり辛い。
モレーン(砂利に覆われた氷河)のため、歩き辛い。
体力が…、辛い。

氷河の中には池がいくつもあった。

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集中して、慎重に歩く。
想定外の道に出くわすと、いつも以上に疲れる。


丘から眺めるゴーキョに達成感!


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川越え、岩登り、アイスバーン、激下りガレ場、氷河横断…。
ゴーキョの町、エメラルドグリーンの池が見えたとき、安堵感と達成感を得た。

いやー大変だった。
神経もかなり使ったし、久々の強い疲労感だ。
無事着いて良かった。明日はゆっくりしよう。


最後に僕たちのチョラパスのコースタイム(休憩込)を書いておく。

ゾンラ~チョラ峠(3時間)~タンナ(2時間半)~ゴーキョ(2時間半)
合計8時間
よく歩きました。
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2017 / 01 / 26 | Category : エベレスト街道トレッキング  | comments(0) | 

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