ティハールは、ダサイン、インドラジャトラと並ぶ、ネパール最大の祭りの1つだ。
インドラジャトラは9月頃、ダサインは10月頭、ティハールは10月末から11月頭にあるので、9月から11月までネパールはずっとお祭りシーズン。

祭りの日は政府も大盤振る舞いをする。
僕たちが行っていた年は深刻な燃料不足だったが、ティハールを迎えるために、政府はなけなしのガソリンを大放出して、一般車にも給油を許可していた。

今のネパール人は「祭りさえ無事に迎えられて全力で楽しめれば、それで良いじゃん!」 という考えなので、なけなしの大放出で上手に政府への不満を解消させているんだと思う。

さて、ティハールは5日も連続で行われている。
実は、それぞれの日に意味があり、やることが違うのだ!

1日目:カーグティハール(カラスにプジャ)
2日目:ククルティハール(犬にプジャ)
3日目:ラクシュミープジャ(女神ラクシュミーにプジャ)
4日目:ゴバルダンプジャ(牡牛にプジャ)
5日目:バイティカ(姉妹から兄弟にティカ)

順番に紹介していこう。

ティハール1日目:カーグティハール(カラス)


ティハール初日は、カラスにお祈りする日。
なぜ、カラスなのか?
大いに疑問だった。

その理由は、カラスが地獄の閻魔大王の使者だからだ。
カラスの機嫌を損ねないように、食べものを与えていたようだ。

カラスが止まりそうな場所に食べ物が置かれている。

カラスに何かにあげたくても、ほいほいカラスが来るわけでもなし・・・。
そこまでカトマンズにカラスがいるわけでもないし・・・。
日本のほうが多いし・・・。
一体この日は・・・っと思ってしまった。

街も通常通りっといった感じだ。


ティハール2日目:ククルティハール(犬)


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犬を敬う日。
プジャされた犬はどうなるかと言うと・・・。
野良犬たちの額に、赤いティカがつけられ、首にはマリーゴールドの生花で作ったレイがかけられ、ビスケットなどをもらっていた。おでこを赤くし、レイをかけられた犬の姿は、かなり笑える。

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プジャされすぎた犬をたまに見かける(笑)

頭が真っ赤に。
若干虐待のように思えるのは僕だけか!?
(((((((( ;゚Д゚)))))))

大半は良い感じになっているのだが。
今日ばかりは野良犬だって、「お犬様」
まぁ、いつも通り、路上でのんびり寝ている。

ホントネパールの犬はのんびりしている。
東欧の野犬は本当に強暴だった。。。。

これも国民性か!?

徐々に盛り上がりをみせる街中の風景


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マリーゴールドの花束がそこら中で売られている。
街中も急ピッチで電飾やら、飾りやらが施されていた。

作業中
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ほぼ完成
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完成品
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大きめの飾りはたまに見かける程度
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ティハール3日目:ラクシュミープジャ


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『ラクシュミ』は、ヒンドゥ教の女神で、富や財物をつかさどる神として崇められている。 富の女神ラクシュミを屋内に迎え入れるため、地面にきれいな模様と道しるべを描きオイルランプを灯す日なのだ。

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ホテルでも、ティハール用装飾が見られ楽しい季節。このホテルでは、色付けした米で絵が描かれていた。

商売している「ほぼ」すべての店で、オイルランプが灯されているため、商店だらけのタメル地区は幻想的な街と化す。

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ネパール版ハロウィーン


夜になって、街を徘徊していると、いつもと様子が異なる。
何やら子供が店の前で騒いでいるのだ。
皆同じような歌を歌っている。

そして、店主が子供にお金を渡す・・・。

何なんだ!?

この様子が何度も何度も繰り返される。
まぁ、僕たちに集ってこないので良いのだけど。

これは・・・。
ネパール版「ハロウィーン」なのだ。
トリックオアトリート(悪戯?それとももてなし?)
そんな脅迫じみたハロウィーンもすごいけど、ネパール人(とくにインド系ネパール人)の子供が超必死にしてるものだから、多少怖い。


中華系レストランは例外(笑)


そして、中華レストランに入って夜ご飯を食べた。
そこにも数多くの子供が来る!!
だが、ここは中華レストラン。

店員の対応が面白かった。
「ここは中華=中国なのよ!」
「あなた達にあげるお金はない!」

この店は徹底していた。
地面にきれいな模様と道しるべを描きオイルランプを灯す日だが、この店は一切やっていなかった。

「ここは中国文化!!」
そう言い放った瞬間、キョトンとした子供達の顔が忘れられない。


ティハール4日目:ゴバルダンプジャ


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まさかの牛を敬う日!

ネパールは動物が大好きに違いない。

街には犬が溢れている。
しかし、猫はいない。
イスラム教は猫好きなのに、ヒンドゥー教は犬好きなのかもしれない。

ヤギもばっちりオメカシ
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牛にも赤いティカや様々な色のティカそして、花輪。
鼻輪じゃなくて、花輪!!

カトマンズの中心地には牛の数が少ないので、今日はひっそりとした祭りかな。
と思っていたが・・・。


ラクシュミー関係なく荒稼ぎをする子供達


今日も子供がトリックオアトリート!!
色んなところでソロバンみたいなものをバシバシ叩きながら、金をくれ!!
と言っている。

この風習、どうなのかな・・・?
って思う。
金だよ?金。

子供に金くれって言わすのは、どうなのかなって。

まぁ、日本人もお年玉(金)をくれー!!
っと言ってるけどね。

やっぱり、ハロウィンと同じように、お菓子か物にすべきだと思う。
親族や関係者なら、お金もありかもしれない。
しかし、この子達は、商店やレストランで金くれコールをするものだから、微妙な感じが否めない。
ラクシュミーじゃない日にするのはいかがなものか・・・。
と思ったが、そこら中で荒稼ぎをしていた。


ティハール最終日:バイティカ


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姉が弟を閻魔大王から救い出すという物語に基き、女性の守護力を男に与える儀式の日。

「バイ」は弟を指し、ティカは水で溶いた粉を額につけること。
今日のティカは、いつものティカ(赤色)とは違い、何色もの粉を使う。
白で長く線を引き、その上に赤、緑、紫、黄色・・・などなど、いろいろな色を置いていく。
まず、姉妹から兄弟へ、そのあと、兄弟から姉妹へと・・・。

こういう儀式、観光客には無縁なんだよね。
(((((((( ;゚Д゚)))))))

ネパールの一大祭りの「ダサイン」も家族でしっぽりと楽しむもの。
ティハールで一番盛り上がるはずのバイ・ティカも家族の絆を深めるもの。

観光客として訪れても、この絆を受けることはできない。
さらに、家族で楽しむ日なので、店がほとんど閉まっている!!
ほんとに閉まっている!!
(((((((( ;゚Д゚)))))))

レストランが開いていない!!!

ということで、今日も中華レストランで(笑)
チャイニーズレストランは、祭りと関係なく動いているところも多いので、開いている。
笑える。

そして、今日も子供達が必死に店を回り、お金を集めている。
ラクシュミーの日は分かる!!
その日以外は辞めようよ。


さて、祭りも今日で終わり。 観光客よりも断然現地の方々の方が楽しんでいるネパールの祭りだった。
現地でホームステイができれば、本当のティハールが味わえるだろうなと思った。
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2017 / 04 / 08 | Category : 〔 ネパール 〕  | comments(0) | 

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