上海からフェリーに乗って、日本に帰る。
世界一周の締めくくりは、これが最適だと考えていた。
2年で自転車世界一周という目標も計画通りに進み、ほぼぴったりの日に日本へ帰国できそうだと、内心ニヤついていた。

さて、現状を把握しよう。

chinashan.jpg

深セン(香港)から上海まで距離にして約1500km
残された日数15日(香港でノービザ延長)
⇒ 中国に約1ヶ月ノービザで滞在する最も安価かつ効率的な方法

天候は雨続き。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

状況は良くない。
毎日100km以上ずつ進んで、ギリギリ。
ヘタレチャリダーの僕たちにとってはハードルが高い(笑)
おそらく、行けるところまで行って、バスで上海入りになるだろう。

上海から大阪へのフェリーは「上海フェリー」または「日中国際フェリー」を利用することになりそうだ。
⇒ 上海フェリー
⇒ 日中国際フェリー

料金:25000~27000円/人
内訳は20000~22000円(部屋代)+2000円(燃料油価格変動調整金)+3000円(自転車代)

まぁまぁするのね。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

時間:約2日
まぁまぁかかるのね。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

以前にウクライナからジョージアまで3泊4日のフェリー軟禁も経験している。
⇒ 黒海横断フェリー「Ukrferry」に3泊4日で乗るとこうなる


最後の余韻の2日も悪くない。
と、言い聞かせていた。


リサーチ好きの僕は、ふとスカイスキャナーで深セン⇒関空便を検索してしまった。
⇒ 航空券の購入は「スカイスキャナー」にお任せ

日本行きの飛行機を検索したのは、実は2回目。
心が折れかけたジョージアでの闘病生活の際に検索していた(苦笑)
⇒ ジョージア トビリシで病院に!悲劇の連鎖は続く

深セン⇒関空の飛行機の価格が、ま、まさかの2万円(笑)
心が大きく揺れる。
非常に大きく揺れる。

冷静にどうするか分析しよう。


もうバスに乗りたくない件


DSC060934.jpg

バスに自転車を載せた経験は過去に何度もある。
⇒ トルコバスの惨劇と救いの手(トルコ)
⇒ 三度目の再会 迷ったときの選択方法(マラウイ)
⇒ バスという選択肢 アフリカのバスは裏切らない(ザンビア)
⇒ 一気にケープタウン 快適移動と7度目の再会!?(南アフリカ)
⇒ 親切?面倒くさい?アゼルバイジャン人の特徴(アゼルバイジャン)
⇒ イランの長距離バスはコスパ最強!?(イラン)
⇒ ベトナムのバス(ドンホイ~ハノイ)が史上最高のデラックス仕様だった件(ベトナム)

トラブルが多かった印象だ。
トラブルの内容は、パーツの破損、自転車代の交渉、自転車の積載方法等。
飛行機に次いで面倒くさい。

中国の春節期間のバス…。
考えただけでも良いイメージが湧かない。
トラブルのイメージしか湧かない(笑)

上海まで自走で行くなら価値はあるかもしれないが、結局バスに乗るのなら、面倒くさい上に価値もない気がしてきた。


中国料理美味しくない説


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中国料理は美味しい!
と、皆が口を揃えて言う割に、僕たちには美味しさが分からなかった。
⇒ 期待を裏切られた中国のご飯について考察してみた

理由は、僕たちが移動してきた中国南部は、広東料理であり、総じて薄味だったのだ。
さらに、安い食堂では薄味が薄っぺらい味わいに感じられた。
見た目は美味しそうなんだけどな。

今思えば、上海まで行けば、美味しい中華料理が食べられていたかもしれないが、その時点では、中国の食に裏切られた気分で一杯だったのだ。


宿泊拒否のストレス


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中国の都市に行くと安宿は宿泊拒否にあう。
理由は様々だが、公安が目を光らせ、僕たちの行く手を阻むのだ。
中国は一筋縄ではいかない。
⇒ 中国の安宿を泊まり続けた自転車乗りが解説する中国最大のストレス「宿泊拒否」の理由と宿事情

大量の荷物を積み、自転車を走らせながら、宿を適当に探し、宿泊拒否が続くと疲労が…。
そして、日が沈みかけてくると、もう、グッタリ。
中国にいたくない理由の1つだろう。


目的地の設定がもう日本


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次の目的地に向けて、日程を考え、日々の行動を決定する。
その目的地は「観光地」や「国境」に設定する。

中国に入ってから、僕たちの目的地は上海ではなく、「日本」に設定していた。
走るモチベーションは日本に帰ること。
15日かけて上海まで行ってフェリーで2日かけて日本に帰るのと、深センから日本にたった3時間で帰るのと、僕たちの中での価値は大差ないものだったのだ。

そして、一番の決め手は…。


中国に飽きた!


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中国の内陸を走るなら楽しいかもしれない。
海岸線沿いをただただ整備された道を走る日々に「飽き」が生じてきていた。
2年旅してきて、最後に飽きたと言う、僕たちらしい決断だ(笑)
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

走行距離も香港に行くときに丁度2万キロを越えたし、区切りイイな。
と思えてしまった。

IMG_1402.jpg


ちなみに、1万キロはアフリカのマラウイで迎えていた。
⇒ 祝!10000キロ サイクルコンピューターはCATEYE


以上の心の葛藤を経て、日本帰国を決意したのであった。
その葛藤時間は、スカイスキャナーで検索をしてから、ほんの1時間程度だった。
思った以上に中国にストレスを感じていたんだなと思った。

2年という旅が終わりを迎えるのだ。
もう少し感傷的になるのかなと思っていたが、予想以上に淡々としていた。
日本に無事に帰れるという安堵により、自然と笑顔が出てしまうのであった。
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2018 / 08 / 19 | Category : 中国  | comments(0) | 

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