カナダで医療を受けたい場合は、「ウォークインクリニック」もしくは「ファミリードクター」に行き、診断をしてもらう。これらの医療機関では、点滴などの治療はしてもらえず、診察と簡単な薬だけだ。それ以上の診察、治療が必要と判断された場合は、専門家医への紹介状を渡されて、やっと専門の医療機関で治療が受けられる。以前書いた、アメリカの病院形態と同じような感じだ。カナダでも慢性的な医師不足で適当なファミリードクターを見つけるのはかなり難しく、長年カナダに住んでいてもファミリードクターを持たず、病気になったらウォークインクリニックに駆け込む人が結構多いらしい。

アメリカと決定的に違うのは、医療保険制度。
「医療の提供の線引き」は難しい問題の1つだと思う。誰でも受けられる医療が最も良いけれど、ある程度の経済的な線引きも必要だ。アメリカは、この経済的な線引きが顕著で、最先端の医療を思う存分受けられる人がいる半面、ごく基礎的な医療すら受けられない人もいる。

一方、カナダは住民に加入を義務付けられているMSP(Medical Service Plan)という健康保険があり、ケアカード(保険証)があれば、患者の自己負担はほとんどない。一世帯(3人以上)、月額1万円程度で、所得に関係なく皆平等に医療を受けられるらしい。全てが素晴らしいと思えるこの制度にも欠点がある。

治療費は全額税金で賄われているため、出費(医療機器の整備、医療従事者の給与)を抑えた結果、カナダの医療従事者が治療費の高いアメリカに流れ、カナダ国内では深刻な医療従事者不足が起きてしまい、命に関わる病気でなければ、患者は検査も治療も長い時間(時には数ヶ月)待たされてしまう。

やはり医療制度って難しい。
ホント一長一短。その国の国民性を表しているような気がする。


さて、トロントの病院も見回ってきた。

専門の医療機関に当たる病院(総合病院?)
Toronto General Hospital
都会の病院ということもあり、キレイ!

DSC01181.jpg


入口にはどどーんと手指消毒が。
しかも、これ泡の手指消毒剤( GOJO PURELL® FMX-12™ Dispenser
GOJO色んな剤型出しますなー。

DSC01188.jpg


別の病院でもどどーんと。
こちらはECOLABのゲルだった。

DSC01190.jpg


二つの病院ともトイレもキレイで申し分なし。経費削減に追われているカナダの病院にしてはリッチな感じがした。衛生は経費削減ポイントじゃないということなのか、都会だからなのか分からないけど、整っていた。
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2014 / 09 / 23 | Category : 〔 世界の医療制度 〕  | comments(0) | 

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