ナミブ砂漠は恐ろしく広大だ。
南北約2000km、総面積50000km。3カ国に跨る途方もなく巨大な砂漠なのだ。特に中部のナミビアには巨大な砂丘が果てしなく連なり、「砂の海」と呼ばれ、その姿は「世界一美しい砂漠」と称されている。

その最深部「ソススフレイ」に行く。
ソススフレイの見所は世界最大級の高低差を誇る雄大な砂丘(Sossousvlei Dune)とデットフレイ(死の沼地)だ。とくにデッドフレイは、赤い砂丘、白い大地、黒く立ち枯れた木のコントラストが素晴らしく、絵に描いたような絶景が見られるらしい。

デッドフレイ
(出典:777news.biz


そこまでの道のりが過酷だった。
ソススフレイの5 km手前までしか僕たちの車(セダン)は立ち入ることができなかった。

そこからソススフレイまでは・・・。


① 4WDに乗り換える

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② 歩く

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の2択だった。僕たちの選択は・・・。
② 歩く(笑)

道中の景色を見ながら歩くのも楽しい。

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だ!!が!!
暑い!!
非常に暑い!!

(((((((( ;゚Д゚)))))))

予想以上に体力を消耗する。
猛暑の中自転車で走り回っているが、それとこれとでは話が違うようだ。


ということで、再び2択の選択に迫られる。

① Sossousvlei Dune、② デッドフレイ

のどちらかを先に見て、体力に余裕があればもう一方を見ようという話に。
僕とユカは①を選択、あとの2人は②を選択。
普通に考えれば、②デッドフレイに行くのが正しいだろう。

でも、僕たちが砂漠を見るためにナミブ砂漠に来たのだから、砂漠しか考えられなかった。
というか、そこまで事前のリサーチもしていなかった(笑)

デッドフレイとカッコイイ名前がついているが、砂漠の中に枯れた木があるだけだろうと思っていた。そういう景色は日本でも幾度も見ている。


長野県大正池

大正池


奈良県大台ケ原

大台gahara


枯れた木シリーズはもうイイじゃないか?
ということで、砂漠に向かう(笑)


Sossousvlei Duneという砂丘のため、前日のDune45と同様に登り続けなければならない。

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デッドフレイの方が人気なので、こちらは貸切状態。

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そして、見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠

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稜線の数々が織り成す自然の曲線美を独占

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独特のオレンジ色の砂の海にダイブする

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そして、この巨大な砂丘の急斜面を駆け下りる(笑)

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た、楽しい!!
十二分に楽しみ、完全にナミブ砂漠に満足してしまった。
お腹いっぱいになると、目の前に美味しい食べ物があっても美味しく見えなくなる。
そう、デッドフレイを完全スルーした(笑)

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さらば、デッドフレイ。

そして、帰りも歩く・・・(笑)
デッドフレイに行かずに、帰りも歩く。

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今だから思う。
4WDには乗るべきだと。

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でも、独占状態の砂丘で十分楽しめたので、後悔はしていない。
選択を迫られたときは、楽しそうな方を選ぶ。

コレは僕たちの幸福論。

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2015 / 11 / 05 | Category : ナミビア  | comments(0) | 
ナミブ砂漠を堪能し、次の目的地エトーシャ国立公園に向かう。

が、かなーーーり遠い。

800キロぐらいあるだろうか・・・。
スワコプムンドで一泊し、次の日に何とか辿り着いた。

ナミビアの道は道路名にBやCやDが付く。それぞれに一応意味がある。
Bは国道で主要都市を結ぶ幹線道路、CはBほど交通量が多くない支線(ダート道も多い)、Dは整備が行き届いていないダート道。

CやDの道を走ると、もう大変。
本当に大変(運転してないけどw)

回り道をしてでもBの道を行くべきだと思う。

整備が行き届いたBの道でも動物が行く手を遮ることも多々ある。

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そして、エトーシャ国立公園に。

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エトーシャ国立公園は、塩性の湿地帯エトーシャ・パンの周囲に広がるアフリカ最大級の動物保護区であり、数多くの動物が見ることができる。ココのサファリの特徴は、レンタカーで自由に回れるという点だ。


今まで、ボツワナでゲームドライブ、クルーズをしたが、どちらも受身の状態で回っている。自分の裁量で回れるサファリの方が面白い。自転車サファリは恐怖を感じるが、車だと怖くないしね。


Okaukuejo(オカウクエジョ)というキャンプ地に宿泊し、次の日のサファリに備える。
ここも国立公園内。
愛らしい動物がたくさんいた。


頭の上から視線を感じる。

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見上げると無数の鳥がこちらを見ている。

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リス穴を発見

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キツネがいっぱいいるなーっと思っていたら、ジャッカルだった…。
(((((((( ;゚Д゚)))))))
気が抜けない(笑)


地元の子ども会が開かれていたようで、子供もいっぱい。

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夜の動物用の水飲み場には多数の動物が出るらしい。
昨夜はサイが出たらしい。
そんなアトラクション的なものもある。
この日は…。

ゾウ( ̄■ ̄;)

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もう、アフリカゾウは見飽きた。
というか、野良ゾウの恐怖(その①その②)の経験から、もうお腹いっぱい。
サイ来ないかなーーーっと、見守ったが、残念。



次の日・・・、エトーシャ国立公園をレンタカーで走ると、そこら辺に動物、動物、動物。
動物がいすぎると、動物慣れが生じてしまう(笑)
エトーシャで見た動物の一部を紹介しよう。


意外と初見のシマウマ

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顔の縦線が特徴的なゲムスボック

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ワンピースのディアマンテに似ていない?(笑)

ディアマンテ1


超美味しそうに葉を食べるキリン

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インパラと思いきやスプリングボック

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後ろ姿はインパラとしか思えないスプリングボック

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ちなみにインパラは顔が茶色

インパラ


意外と美味しいホロホロチョウ

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道を渡ると迫力が増すゾウ(この後、威嚇w)

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擬態鳥

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マングースに勝てそうもないコブラ

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サファリツアーで「ビッグファイブ」と呼ばれる動物(ゾウ、ライオン、サイ、ヒョウ、バッファロー)がいる。エトーシャで見られたのは、残念ながらゾウだけだった。僕たちが行った前日にはサイが水飲み場に、その次の日にはライオンも見られたらしい。

残念!!!

自然のことなので致し方ない。
でも国立公園って、自然のようで自然じゃない気がするのは僕だけかな?

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2015 / 11 / 07 | Category : ナミビア  | comments(0) | 
エトーシャからオプウォと言う街へ行く。
この街に行くのは、ヒンバ族に会いに行くことが目的だ。

ヒンバ族とは・・・?
ナミビア北部のクネネ州に住んでいる民族。総人口は2万から5万と言われ、牛や山羊を育てながら生活をしている。伝統的な生活を続けており、世界でも珍しい裸族なのだ。

オプウォの街に着くと、時折目にする裸族。
それがヒンバ族の方たちだったようだ。

立派なスーパーの中、普通の服を着ているナミビア人に混じり、上半身裸のヒンバ族が買い物をしている姿はかなり不思議な感覚だった。ヒンバ族と言っても、原始的な生活ばかりではなく、街で買い物したり、娯楽施設で遊んだり、近代的な生活もしていたのだ。ただ、服装が原始的・・・。

そのギャップがこの不思議な感覚に繋がるのだろう。
この地域では、「普通」が通用しない気がした。

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さて、ヒンバ族の村を訪れる際は、通常、現地ガイドを雇って村に赴くのだが、僕たちは、ヒンバ族の方々が喜びそうな、小麦粉、油、塩、砂糖など生活必需品をスーパーで購入して、直接ヒンバ族の村に行った。


その道がハンパなかった・・・。
行く直前に大雨が降ったせいで、道が冠水していたのだ。
濁流の中、車で突き進む。

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自転車だったら終わっていたなと思った(笑)

そして、車も終わる。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

泥道で完全に車のタイヤがスタックしてしまったのだ。
身動きが取れない車に川となった道路。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

車の知識があれば、何か対処策も思いつくのかもしれないが、そんな知識はない。
押すしかない。
皆で車を押し、アクセルを踏む。

すると、メキメキメキと嫌な音が!

(((((((( ;゚Д゚)))))))

前輪のマッドガードが完全に外れる。
フロントバンパーが少し外れる。

(((((((( ;゚Д゚)))))))

そして、何とか泥沼地獄から脱出できた。


やってしまったものは仕方がない。
もう、笑うしかない。
みんな泥まみれ。


目の前にヒンバ族が待っている。
車のことは忘れて、ヒンバ族に会いに行こうではないか。

村長らしき人に手土産を渡し、迎え入れられる。
写真は村長の息子らしき人(男性は服を着ている)。

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こんな感じの掘っ立て小屋が住まいだ。

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ちなみに、キッチンは外にあり、何を食べているのかな?
と鍋の中を見たら、ウガリだった。
ナミビアでは「パパ」と呼ばれている。
少し食べさせてもらったが、雑穀感が強かった。
こんな場所でも平気で現地人の食べ物を食べられるようになってしまった(笑)

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ガイドも雇わず、行き着いた街なので、子供がかなり人懐っこい。

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山羊買うか?イラナイデス。

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一通り楽しませてもらうと、子供のお母さん達が動きに出る。
ヒンバ族@アクセサリーショップがいつの間にかオープンしていた。
土産売りのスタートである。
やっぱり、どこの村に行ってもビジネスは始まってしまうものだ。

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それにしても、このおばちゃんの頭の赤土がすごい。
髪の毛なのか何なのか全く分からない状態になっている。
この赤土がヒンバ族のトレードマークらしい。

赤土に油脂を混ぜたクリームを体全体に塗っているようだ。
その役割は、日焼け、虫除け、寒さや乾燥から身を守り、シャワー代わりでもあるそうだ。ヒンバ族は一生シャワーを浴びないらしい。水が少ないこの地域ならではの風習なのだろうか。


ん???
待てよ。


さっきまで土砂降りだったような。
道路が川だったような。
雨シャワーも浴びられるような。


水云々より、伝統と言うことなのだろう。
それにしても、赤土クリームがシャワー代わり、ってのは嘘だよね。
そもそもシャワーと言う概念がないのだから。

シャワーやお風呂は老廃物を洗い流すのに対し、赤土クリームは老廃物を覆い隠しているだけなのだ。一生ワセリンに日焼け止めクリームを混ぜ込んだクリームを体中に塗っている感覚。

うん、嫌。

ヒンバ族にも転機があり、ドイツに植民地支配されていたときに民族が分裂している。ヒンバ族の中で西洋文化を受け入れ、ヘレロ族となった。変な三角帽子を被っている人をたまに見かけた。

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ナミビアに留まらず、ボツワナでも同様の三角帽子を見たので、ヘレロ族は拡大しているのだろう。

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伝統的な暮らしを選んだヒンバ族と西洋文化を受け入れたヘレロ族。
未来が明るいのは言うまでもなくヘレロ族。
近代文化に片足を踏み込んでいるヒンバ族の行く末はオーストラリアのアボリジニーのように政府の力で何とか延命していくような気がしてならない。


自転車だったら行きたくてもルートの都合上行けない場所は多い。車やバスなら行きたいところにすぐ行ける。目的がハッキリしている場合はやっぱりバックパッカーの方が楽しい。でも、その場その場で楽しむ自転車もまた楽しい。

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2015 / 11 / 09 | Category : ナミビア  | comments(0) | 

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