日本では大晦日から新年に向かい、各地で催しが開かれている。
除夜の鐘、初詣、カウントダウンイベント…。
基本的にしっぽり祝うのが一般的であろう。

中国の旧正月(春節)の初日は、日本とかけ離れたものだった。

地響きのような激しい爆発音。
飛び散る紙切れ。
むせ返るほどの火薬の煙。

深夜にものすごい音がしたので、びっくりした。
何が起こったのだ!?
と思い、慌てて外に出てみると…。

宿の前でおっさん達が脚立に何かをセットし、ニヤリと笑う…。

Field_17731.jpg


そして、鼓膜が破れそうになるぐらいのけたたましい音が響き渡ったのだ。

MAQ09161(1).jpg

爆竹だ。
この爆竹はここだけではない。
街全体に爆竹の音が響き渡っている。
決して観光客向けのイベントではない。
なぜなら、外国人が立ち寄る可能性がまずないであろうド田舎の小さな街だからだ。

強烈だ。

爆竹以外には花火が盛大に打ち上げられている。

Field_17744.jpg

Field_17747.jpg


花火も近くで打ち上げられると相当うるさい。
花火がヒューーーパンッッ!!
爆竹がバチバチバチバチッッ!!
鼓膜が破れそうなくらいうるさかった。


ただただウルサイだけの動画




中華圏は祝い事には爆竹を鳴らす習慣がある。
これは、爆竹の音で魔を払い、赤い紙が広がることで運気が上がるという信仰によるものだ。
春節は中国内で最大のイベントであるため、爆竹の使用量も最大というわけだ。
中国の最大火力に呆然とした。


爆竹の街を一通り楽しんだ後、宿に戻ると、ゆかが寝ていた(笑)
この爆音の中、スヤスヤと寝ている姿に爆竹以上に呆然としたのであった。


このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
2018 / 04 / 21 | Category : 中国  | comments(0) | 
春節(しゅんせつ、チュンジィエ)とは旧暦の正月である。
春節は中華圏で最も重要とされる祝祭日であり、新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、数日間の祝日が設定されている。この時期に帰省する人の多さを「民族大移動」と揶揄(やゆ)するほどの年中行事となっている。中国では30億人が帰省すると言われている。

この真っ最中に中国を自転車で移動していた。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
春節中に旅行をして、思ったことがある。
この時期は旅行に向いていない!!

なぜなら、都市部で働いていた人々が田舎に帰省するため、様々な場所がストップする。
例えば、宿、レストラン、商店…。
そして、移動手段(バス、電車、飛行機)も中国人の帰省客が非常に多いため、予約が取りにくい。

「移・食・住」全てが通常通りに行かない。
と思ってもらって良い。
と言っても、旅行できないほど店が閉まっているという事はない。

ただ、宿が空いていたとしても、通常料金の倍額の金額を取られることは覚悟しておいた方が良いだろう。
少し大きめの街の場合はとくにその傾向が強い気がする。

とにかく、安宿探しが大変だった。
通常相場と春節相場の違いに驚かされる宿もあるのだ。
すべての宿が、春節相場(ふっかけ)を提示してくる訳ではないので、良心的な宿を探す日々が続いた…。

そんな中、春節前日(日本で言う大晦日)に泊まった宿のオモテナシがすごかった。

田舎を走っていたため、宿もなく、日が傾き始め焦りだしていた頃、小さな看板を発見した。

Field_17753.jpg
(写真は夜だけど、夕方)

矢印に従い進んでみると…。

Field_17764.jpg
(写真は朝だけど、夕方)

謎の旅行者が春節の前日に来たものだから、一家がざわつき始める(笑)
春節のため、親戚等も集まっている様子だ。他の客は一人もいない。
もちろん、宿の方々は英語も喋れない。
そこで役に立つのは「漢字」だ。
漢字で筆談しながら、意思疎通し、何とか宿泊できることになった。
日本の漢字が何となく伝わるのは面白い。
ある意味、日本語と中国語は共通語なのかもしれない。
世界中でも日本語の漢字がそのまま通じるのは、中国だけなんだろうな。
と改めて思った。

泊まれて良かったー。
と安堵していると…。

「コンコン」
と宿の人が部屋に入ってきた。
何だろうか…。

意思疎通取ろうと試みるが上手く噛み合わない。
とにかく、来なさい。
という事なので、着いていくことにした。

そして…。
ドドンッッ!!

Field_17724.jpg

ん?
何だ何だ??
と、困惑していると、食べなさいと諭してくれた。

春節の料理をおすそ分けしてくれたようだ。

Field_17728.jpg


しかし、量が多い。
なぜか、ワイン…。
中国でワインを飲むとは夢にも思わなかった。

中国では、一般家庭で出された物を全部食べると失礼だ、と聞いたことがある。

これは、諸説あるようだが、客人に対して料理を出すときは、食べきれない量の料理を用意し、『客人が食べきれないほどの料理を提供した』という面子を大事にしている。もし全て残さず食べられてしまうと、「料理が足りなかった、客人を満足させることができなかった」と、ホスト側の面子を潰すことになるらしい。

た、確かに。
全部食べ切られる量じゃない(笑)
中国での初めての家庭料理は美味しかった。
やっぱり、家庭料理ってどこの国も美味しい気がする。
⇒ トルコの食 その③ トルコの家庭料理編
⇒ イランでホームステイ!お宅訪問は観光地よりも面白くハード

春節でも良心的な宿に出会うと、一般家庭の春節が味わえる♪


このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
2018 / 03 / 20 | Category : 中国  | comments(0) | 
春節(しゅんせつ、チュンジィエ)とは旧暦の正月である。
2018年は、2月16日からが春節だ(2017年は1月28日)。
春節は中華圏で最も重要とされる祝祭日であり、新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中国のみならずシンガポール、ベトナム、大韓民国などの中華圏国家では数日間の祝日が設定されている。この時期に帰省する人の多さを「民族大移動」と揶揄(やゆ)するほどの年中行事となっている。中国では30億人が帰省すると言われている。

実は、日本もかつて「年越し」といえば、旧正月のことだったが、明治維新後、政府が太陰暦を太陽暦に変えてから、元旦に正月を迎えるようになったのだ。
年賀状に”新春”と書くことに、冬なのに…、と違和感を覚えていたが、旧暦の名残だったのかと理解できた。
ちなみに、太陰暦は、月の満ち欠けの周期を基にした暦(旧暦)で、太陽暦は地球が太陽の周りを回る周期(太陽年)を基にして作られた暦(新暦)である。

ふとした疑問が…。
なぜ、太陰暦と太陽暦では正月の時期が違うのか?
なぜ、春節は毎年実施される日が異なるのか?

太陰暦と太陽暦の日数が異なる


moon.jpg

太陰暦(旧暦)は、月の満ち欠けのサイクルに基づいて1カ月を定めている。
そうすると1カ月が約29.5日になり、1年間は29.5日×12カ月=354日となる。
一方、太陽暦(新暦)は、1年365日であり、太陰暦と比べて10日ほど多いのだ。

この日数差を埋めるために、太陰暦では3年に一度「閏月(うるうづき)」を設けて、1年を13カ月とする年を設けて調節している。
それゆえ、春節の日付は毎年変動するのだ。


なるほど~。
暦って、予想以上に奥が深そうだ。
今まで使われたことがある暦は、Wikipediaによると…
ユリウス暦、グレゴリオ暦、フランス革命暦、スウェーデン暦、ソビエト連邦暦、エジプト暦(シリウス暦)、コプト暦、エチオピア暦、パーシ暦、イラン暦、インド太陽暦、シク暦、修正ユリウス暦(正教会)、十二気暦、世界暦、13の月の暦

何やら自己主張の強そうな国々が独自の暦を作ろうと切磋琢磨したのだろう。
現在の世界基準として、太陽暦が採用されているのは、最も「誤差」が少ない暦だったからだろうな。
と思う。

太陽暦の誤差は4年に1度の閏年(2月29日)の1日だけで収めることができた。
正確には400年に97回らしい。
太陰暦なんて、3年に1度、月が増えるとか…。
なかなか大変そうだしね(笑)
じゃぁ、スタートがなぜ1月1日なのか?

1月1日が「1月1日」の理由


この疑問はよく分からないかもしれないけど、1月1日って、どうやって決まったのかが知りたくなってきた?
気になって仕方がない(笑)

国立天文台に答えらしき回答があった。
⇒ 質問3-7)1月1日はどうやって決まったの?

結論として国立天文台はこう回答している。
「いろいろな変更を経ながらも現在まで続いてきたという、長い歴史的経緯で決まったものです。天文学上の理由があって「1月1日をこの日とする」と決めたものではない」

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

逃げたな。
長い歴史的経緯で決まった。
天文学は関係ない。
逃げたな。


僕の予想は、冬至(最も昼が短い日 12月22日頃)の次の月を1月1日(年始)にしたかったのだと思う。
日中の時間が最も短い=生産性が低い=悪いイメージ
冬至の次の日からは日中が長くなる=良いイメージ
リスタートの年始にぴったりじゃないか。
と言うのが、僕の結論。


おそらく、暦は対症療法で微調節されてきたので、正確な答えがないのかもしれない。
太陰暦で進めていったら、季節がズレてきた…。
どうしよう…。
1ヶ月増やしてしまえ。的な。
実は暦も時間も適当なのでは?と思えてきた。

そもそも時間って、何だ?

時間の正体は基準


全ては基準を決めたことにより、時間が出来た。
どう基準を作ったのか。
1回太陽の周りを地球が公転すると、1年。
それを12分割したものが月。

1回の地球の自転が1日。
それを24分割したものが時間。
それを60分割したものが分。
それを60分割したものが秒。

おぉぉ。
古代エジプト人は「12」という数字が好きだったに違いない。
全てが12で割れるように設計されている。
12が特別な数字だったのは、当時の暦が太陰暦に近いものが用いられており、1年が12回の月の満ち欠けで出来ていると理解しており、ものごとの区切りとして、12という数は非常に重要だったわけだ。
時間がなかった時代に時を作ろうと基準を考えた人…、すごすぎる。
まさに時の人!!

世界の生活の根幹を変えるような基準作りって、何があるのだろうか…。


このブログ始まって以来の大脱線かもしれない。
まさか、春節の内容を書こうとして、暦と時の話になるとは…。
そして、春節の内容を全く書いていない…(苦笑)
自分で書きながら呆然としている。

何気なく生活している、この「時」も全ては基準に支えられているのだな。
と感じた話でした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事
2018 / 03 / 12 | Category : 中国  | comments(0) | 

WHAT'S NEW?